和魂漢才な茶禅華☆
ちょっと前のことですが、8月終わりに「茶禅華」(さぜんか)と言うレストランでディナーを楽しみました。
南麻布の住宅街にひっそりと隠れ家のようにある一軒家で、店内の雰囲気はとてもシック&エレガント。
最近何かと話題のモダンチャイニーズレストランの中でも一際気になっていた一軒。
まず最初に胃腸を刺激して食欲を増進させると言う茶油素麺。
普段食べる素麺と比べると格段に細く繊細で美しい。
毛ガニを衣笠茸に詰めてスープ仕立ての一品。
こんな風に最初はちょっとずつ色々の前菜が続く様子は今風フレンチのよう☆
芸術的に美味しいチャーシュー!
照り、甘み、香ばしさが絶妙ですっかり心を奪われてしまった。
左手前は「くらげ」。
中華の定番「くらげ」や「チャーシュー」なのになんだか別物の感覚。
とてもとても丁寧に作られたことが伝わってきます。
車海老しんじょうの春巻。
ライムをちょっと絞って。
こちらのレストランの川田智也シェフは、西麻布「麻布長江」にて中国料理を、そして三つ星レストラン「日本料理 龍吟」で日本料理を学んだ後、台湾「祥雲 龍吟」の立ち上げに参画し、副料理長を務めた方なのだそう。
なのでお料理は中華をベースにしながらも、和食的な細かやさ繊細さが随所に感じられるお料理☆
更にユニークなのが、ドリンク。
紹興酒の他にワイン・日本酒・お茶を織り交ぜたペアリングコースがあること。
日本茶と中国茶だけのティーペアリング、ワインだけのワインペアリングもできるそうですが、今回は全部混ぜのドリンクコースを楽しみました。
それにしてもお茶の味が深い!
旨味、甘味、苦味、渋味とそれぞれ特徴があり、サーヴされるグラスや茶器でも香りの感じ方にバリエーションがあり、更にお茶ごとに温冷の温度差をつけて味わう。
ウニを添えた(見えないけど)キジのスープ。
ほんのり香るクレソンがアクセント。
大きな唐辛子に囲まれた一品は大和豚の四川香り炒め。
辛ウマッ!
ピリリと辛くなった口の中を甘いイチジクでお口直し。
久しぶりのフカヒレ姿煮♡
お肌ぷるぷる効果の是非はあれこれ言われてますが、個人的には効果ありだと思う。
思い込んで食べるから効果があるのか?!
魚は金目鯛。
ネギと生姜が絶妙に効いてる〜。
青梗菜の瞬間炒め。
これだけ見たらただのチンゲンサイ。。でも、その歯ごたえと優しい塩味がすごい!
一般家庭のキッチンの火力では無理な炒め物。
肉料理はラムの炭火焼き。
ラムとは思えぬ柔らかい肉質にクミンが香り、これは羊が苦手な人も美味しくいただけるのでは?!
炭火焼の火入れは中華と和食の技の絶妙なバランスを実感。
シメは冷やし担々麺。
大好きなのに今年の夏は一度も食べなかった担々麺だけに嬉しかったシメ料理。
味わっていただきました。
ライチ紅茶のアイスクリームとタピオカ。
うーん、こう言うアジアのデザートは満腹でもペロリといける♡
最後に王道・杏仁豆腐☆
それは温製と冷製で温度の違いを比べて楽しむと言うデザートでした。
レストランのコンセプトは、日本固有の精神と中国伝来の学問の両者が合する「和魂漢才」。
バタバタと忙しかった8月にゆっくり丁寧にいただいたお料理で気持ちもリフレッシュできました。
ラーメン&餃子(俺はニラレバ、マストね! By 夫)の中華も好きですが、たまにはこんなラグジュアリーな中華も♫
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「パリ支度」
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<info>
茶禅華
東京都港区南麻布4丁目7−5
050-2018-3430
http://sazenka.com/
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