Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

クリスチャン・ディオール☆夢のクチュリエ展

ようやく訪れることができたのが、パリ1区にあるMusée des Arts décoratifs(装飾美術館)で開催中の“Christian Dior, couturier du rêve”(クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展)

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開館時間(11時)を狙って出かけたのですが、すでに行列。

それでも午前中という時間帯は比較的空いていたようで館内に入ってからはゆっくり鑑賞することができました。

そもそも展示スペースが約3000平方メートルという広さ…!

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ワクワクしながら階段を上る♫

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最初に目に入ったのは暗めの室内に浮かぶように飾ってあった赤いドレス。

手前に浮かぶハリー・ポッターが持っていそうな杖はムッシュ・デュオールが実際に使っていたもの。

魔法のように杖を一振りしたら素敵なドレスが現れそう。

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本展は、今年メゾン設立70周年を迎えたChristian Diorクリスチャン・ディオール)の大回顧展。

300点余りのオート・クチュールドレス、創業者クリスチャン・ディオールのクロッキー、写真、手紙や香水・帽子などのアクセサリー、更に芸術に親しんだデザイナーの人柄を偲ばせる絵画やオブジェといった品々が次から次へと続き圧巻でした。

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何度も目にしている大好きな一枚。

それはフォトグラファー・リチャード・アヴェドンが撮影したディオールのイヴニングドレスを着たモデル・ダルマが象と静かに厳かなムードを醸しているもの。

スクリーンにその一枚が映ったあと、徐々に明るくなり、スクリーン奥にその実際のイヴニングドレスが目の前に現れた!

本物ドレスはこんな感じだったのか〜と感激。

マネキンサイズで見る限りは、やはり当時のモデルさんはまだ小柄?!

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展示の前半はディオールの幼少期から始まり、彼のクチュリエ人生を追って展開。

ファッション関係者でもない私には知らないことが多々で、ムッシュ・デュオールの生い立ちはじめ、メゾンの歴史、歴代デザイナーについてなどこの展覧会で知ることが色々でした。

例えばムッシュ・ディオールが美術商としてキャリアをスタートさせたとは知りませんでした。

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その審美眼と芸術が身近だったことからか美術品からインスパイアされた作品も。

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なのでルーヴル美術館、オルセー美術館、オランジュリー美術館、ヴェルサイユ宮殿、ポンピドゥーセンターやプライベートコレクションから貸与された美術品が一緒に展示されていことも興味深かったです。

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カラーごとにまとまった展示。

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赤を見ると赤が素敵に、白を見ればまた白が素敵に、結局どんな色もディオール作品は上品で素敵だ!という感想に落ち着く。。

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数々の雑誌のカバーを飾ったディオール。

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ヴェルサイユ宮殿、マリー・アントワネットの宮廷ファッションなどの18世紀からのインスピレーションからデザインされたドレスは、淡いピンクやブルーのエレガンス。

美しい!

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個人的に一番好きだったコーナーは「ディオールのガーデン」。

一際明るく、まさに咲き誇る花のようなドレスの数々。

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作品の年代は混ざっているので、意外なものが最近のものだったり。

そう思うとやはり素敵なものは古さを感じさせない、時代を超えて生き続けるスタイルなのだと思います。

そしてデザイナーが変わってゆく中でもムッデュ・ディオールが立ち上げ、創り上げたディオールの精神、クリエーションは引き継がれていることを感じました。

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前半だけも見応え大ですが、更に反対側のウィングでの展示が続きます。

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ディオールと言えば!な一着が「ニュールック」と命名された「バースーツ」。

女性らしいソフトなショルダーラインとキュっと絞ったウエストから広がるスカート。

とてもフェミニンなスーツを360度鑑賞したところで後半は時系列に歴代デザイナーを辿る。

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ムッシュ・デュオールの急逝後、メゾン2代目として引き継いだ21歳(!)の若きイヴ・サンローラン。

この5着、全部好き♡

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3人目のMarc Bohan(マルク・ボアン)。

ディオール・ロンドン支社にいた彼がパリに呼び戻され、チーフデザイナーに。

どの時代にあってもクラシックであること、というポリシーの伝わるクリエーション。

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4人目にGianefrancon Ferre(ジャンフランコ・フィレ)。

このあたりの時代から私も大内順子さんが解説する「ファション通信」を毎週楽しみに見ていた…。

この時代のスーパーモデルたちはとにかく華やかで個性的だったな♡

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5人目のJohn Galliano(ジョン・ガリアーノ)。

まさに奇才!という感じで、驚きのデザインが色々。

私の中ではちょっとロックも感じるかっこいいディオールという印象です。

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6人目のRaf Simons(ラフ・シモンズ)。

フローラルモチーフのドレスが素敵。

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7人目が初の女性クチュリエ、Maria Grazia Chiuri(マリア・グラツィア・キウリ)。

エレガントなのに斬新で大胆だったり、街中のショーウィンドーからは程よくカジュアルな雰囲気のコーディネートが気になります。

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バッグ制作実演中。

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眩ゆい白いドレスを見上げたり、

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クールに並んだ鏡張りのコーナーを通ったり、趣向を凝らした見せ方なので全く飽きないワンダーランド。

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そして最後は大舞踏会☆

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これでもか!なドレスの数々にしばし呆然。。

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どこまでも優美で女性をより綺麗に見せてくれるドレス。

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たくさん撮りまくった画像を見直しながら、もしどれでもいいから一着あげる!と言われたなら、サン・ローランのデザインのこの一着かも。

キラキラなドレスはどれも素敵だったけれど、今はこんな気分?!

自分でも意外なチョイスだな…と思いながら素晴らしい展覧会を振り返りながら妄想に浸りました。

何度でも繰り返し見たくなる魅惑のディオール展でした。

À demain(^^)/

おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆

今日は、「イノシシの…
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<info>
Musée des Arts Décoratifs
107, rue de Rivoli 75001 Paris
*Christian Dior, Designer of Dreams展は2018年1月7日まで
http://www.lesartsdecoratifs.fr/

 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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