
世界遺産☆アミアン大聖堂
いつからミシュラン一つ星?
2017度以前からだったのかしれませんが、今回初めて気がついたのがトゥケに来た時に泊まるホテル・Westminster&Spa"(ウエストミンスターホテル&スパ)内のレストラン“Le Pavillon”が一つ星だったこと。
そういえば、ミシュランガイドのこの星についてフランスでは最近有名三ツ星シェフが星返上を申し出たことでちょっとした物議に。
星(フランスではマカロンと呼びますが)に関しては、ガストロノミー業界の人も、私のようなただの食いしん坊も感じることは様々、と思う今日この頃です。
ところで、朝ランならぬ朝散歩のときからとてもいい香りがしていた!
それは焼きたてのパンたちの香り。
朝のパンの香りは、どうしてこんなに幸せな気持ちにさせてくれるのか?!
前の晩にしっかり食べて飲んでも食欲をそそられる♡
色々な街でホテルの朝食を経験していますが、中でもこのホテルの朝食は楽しい、と来るたびに痛感。
フロアは広々と余裕があって、並ぶパン、ジャム類、サラミ&生ハム、サーモンん、ちょっとした卵料理、乳製品まで種類豊富。
そもそも朝食好きなので食べたいものがたくさんですが、ランチも美味しく食べたいと思うとちょっとセーブしたいところ。
それでもゆっくり美味しくコーヒーを飲みながら迎える朝は普段にはない優雅な気持ちになれるひと時でした☆
チェックアウト後、車に乗って出発。
しばらく行くと高速道路に霧が立ち込めて幻想的な景色に。
と運転をしない私は呑気に見てましたが、こういう視界の悪い運連はとても怖そう。
(長距離を運転してくださるムッシュMには毎回感謝!)
そして到着したのは、ピカルディ地方の中心の都市・Amiens(アミアン)。
初めて訪れました。
「北の小さなヴェネツィア」と言われているそうですが、ソンム川や街中の運河の様子は確かにちょっとヴェネツィアっぽい?!
そしてアミアンと言えば、世界遺産に登録されているCathédrale Notre-Dame d'Amiens(アミアンノートル・ダム大聖堂)。
カメラを構えると、てっぺんまで容易には入らずバックバック。
秋空に突き刺さりそうに天高く建っていました。
街のシンボル的なこの大聖堂は1220年から1288年という中世の時代としては極めて短期間で建築された大聖堂だそう。なので年代の違いによる建築様式のばらつきがなく、統一感があることも特徴の一つ。
この建設スピードの理由は、採石場で切り出した石をその場で加工し、そのまま建築現場に運び込むという方式を採用したためだとか。
入口の迫力のファサード。
「最後の審判」など宗教的モチーフが語られるこのシーンは、大聖堂に入る前に審判にかけれそうな気がして、中へ入る前に姿勢を正したくなる。
アトリビュート(持ち物)でどの聖人かわかるだけでちょっと嬉しくなったり。
盛期ゴシックの頂点に位置するアミアンの大聖堂、その規模はフランスのゴシック大聖堂中最大、その全長145m,身廊高42.3m!
1981年にユネスコ世界遺産に登録。
と言われてもその大きさはピンとこなかったのですが、中へ入って実感。
広い&とにかく高い!
ステンドガラスを通して入る自然光が優しい光となって内部を照らしている感じでした。
そしてまっすぐ進んだ先には迫力と艶やかな黄金の装飾が施された中央正面の祭壇。
ゆっくりと教会内を一周。
とにかく天井が高いので建物の中とは思えぬ開放感と特によく晴れたこの日のこの瞬間はステンドガラスが一段と美しく、
その光を通して照らされて七色になる柱や彫刻が綺麗でした。
ちょっと難しく悩んでいる感じの天使も印象的。
細く長いろうそくでお参り。
入口の上に鎮座するパイプオルガンがこの大聖堂で鳴り響いたらどんな感じなのだろう…いつか聴いてみたい、と思いながらアミアンの大聖堂を後にしました。
外に出ると大聖堂前の広場はガラーンとした感じ。
パリのノートル・ダムの前の喧騒のイメージが強いので、こんなに静かで人も少ないことに驚きました。
小腹も空いてきたところでランチ場所を探しに♫
À demain(^^)/
☆おまけのパリをBelle et Bonne Blogで更新☆
今日は、「パリの美味しいブリオッシュ」
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1676.html
<info>
Cathédrale Notre-Dame d'Amiens
30 Place Notre Dame, 80000 Amiens
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