
さよならコレット☆
今月20日をもって閉店してしまうパリのセレクトショップ“Colette”(コレット)。
そのコレットが最後のポップアップイベントとして先日からコラボしているのが、SAINT LAURENT(サン・ローラン)。
最後が「サンローラン」ということが個人的にはちょっと感慨深い感じです。
というのも以前も書いてますが、初めてパリのソルド(セール)を経験したのがこのコレット。そこでゲットしたのがイヴ・サン・ローランのラビットファーのジャケットコートでした。
それは今もワードローブに健在で気がつけばセルフヴィンテージ。。
その当時のソルドはものすごい混雑と活気でフィッティングルーム待ちでも30分以上。参戦中のマダムたちは待ちきれず、売り場で下着姿になって試着している人もちらほら。
(当時のブランドロゴはまだイヴがついたYves Saint-Laurent)
(ラビットだけどモコモコしていない、胸と袖の大き目の丸ボタンがアクセント)
それがいつ頃からかファッション・ヴィクティム風なマダムたちの姿は減り、気がつけばソルド初日はアジア系の方の所謂「爆買い?」的なシーンに取って代わり、でもそれもやや下火となり、ここ数年ソルド初日も昔のような混雑はなくなりました。
(ボタンを上まで止めるととても暖かい♡ 自撮りでブレました…)
ソルド以外の時期は雑貨フロアの1階とカフェは相変わらず賑わっているものの、2階の洋服&ジュエリーコーナーはファッションウィークなどを除くと人がまばらな印象に。
(とにかく軽くて温かい!)
今パリにいたら最後の記念ショッピングに行きたかったなーと思いながら久しぶりにこのラビットファーに腕を通しました。
で、向かったのは大好きレストランFlorilege(フロリレージュ)の裏版「ウラリレージュ」。
(ウラリレージュとは→ https://madamefigaro.jp/paris/blog/keico/post-716.html )
シャンパンとカリフラワーと卵のムースでスタート。
イワシにヘーゼルナッツを合わせ、コーヒー味でいただく冷前菜。
私にとって今年最初の「忘年会」はNさんたちとこちらのレストランにお邪魔した次第。
おめでたいことに、先日発表されたミシュラン・東京ガイド2018で、フロリレージュは二つ星を獲得☆☆
ホッキ貝にユリ根、玉ねぎのスープにほんのり柚子が効いた温前菜(左)と白子の上にはチーズのような卵黄のパウダー、中には黒トリュフが潜んだもち米のリゾット(右)。
その美味しさに一堂唸る♡
スープ仕立ての香箱蟹のラヴィオリ。
夫「天龍の餃子、食いたいな!」
K「え、、ここでそれ思い出す?!」
カラッと揚がった舞茸と椎茸、その下には鶏のレバームース。コンソメスープをかけて完成。
左上に添えられた黒にんにくのクリームがマイルドな美味しさでキノコによく合う。
そしてメイン料理はまん丸に肥えた姿が美味そうな鴨。
ほんのり蜂蜜の効いたバターナッツを添えて。
そしてここで再び、みんなでコレット話。
モード界の専門的なことはわかりませんが、この10年ちょっとで消費者から見たファッションやセレクトショップというお店との接し方が変わってしまったのだろうな、と。
とはいえ、私にとってはブランドをミックスしたオシャレの面白さを教えてくれたのはコレット。
大好きなスーパーなモデルたちに度々遭遇できたのもコレット!
コレットに出会えたことに感謝!(やや酔っ払い状態…)
ラム酒のスープをかけていただいた林檎のデザートと田原スーシェフ定番の液体窒素固めのパンナコッタは今回はきな粉をまとって黒蜜添え。
美味しくスーッと酔いが覚めました。
これから続く忘年会にあたり、これまで「コレット」で見つけたものをいくつか登場させたいと思ってます(^-^)
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-1727.html
<info>
Colette
213 Rue Saint Honoré, 75001 Paris
http://www.colette.fr
Florilege(フロリレージュ)
東京都渋谷区神宮前2丁目5−4 SEIZAN外苑
03-6440-0878
http://www.aoyama-florilege.jp
ARCHIVE
MONTHLY