
サヴィニャック展☆
只今、東京都練馬区立美術館で開催中の「サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法」を観に行ってきました。
降り立った最寄駅は西武池袋線中村橋駅。
全く土地勘のない、初めての場所だったのでスーパー方向音痴の私は美術館にたどり着けるのか心配でしたが、駅を出るとすぐに宣伝旗があり、それを追いながら徒歩数分で行き着けました。
フランスを代表するポスター作家Raymond Savignac(レイモン・サヴィニャック)(1907-2002)は大好きなアーティストの一人。
日々の生活の中でも彼のデザインのお皿はお気に入り。
が、、何枚かあったお皿もデストロイヤー・ケーコの手にかかり、今はこれが最後の一枚になってしまいました…。
さて本展は過去最大規模の展覧会(巡回展)だそうで、ポスターだけでなく、その元となったスケッチ、原画、ポスターが貼られた当時のパリの風景写真など約200点を展示。
1階と2階の2フロアを使った展示は、年代順ではなく、「動物たち」「オトコの人、オンナの人」「働く人」「製品に命を吹き込む」「子どもたち」「指差すヒト」「自動車とその部品」「タバコ」「ビック(ボールペン)」「パリ」と10のモチーフに分類して紹介。
記念に図録を購入☆
牛乳石鹸モンサヴォンのポスターで一躍売れっ子ポスター作家となったサヴィニャック。
私の中では好きな作品ベスト3に入るエールフランス航空の作品。
ダンロップ、ミシュラン、ティファール、シトロエン、チンザノなどの数々の著名なフランスやイタリアメーカーの広告と並んで日本のサントリーや森永が依頼した作品があったことは新鮮な驚きでした。
こうしてまとまった展示を鑑賞するのは初めてでしたが、サヴィニャック作品がユーモアとエスプリに溢れ、見た瞬間にストレートに伝わるメッセージ性に改めて感心。
益々好きになりました♡
フランス国有鉄道の料金半額の旅行キャンペーン。
IL Giornoはイタリアの日刊紙。新聞とは窓のようなもので、毎朝、朝日に向けて、世界に向けて開かれていくというメッセージ。
思わずクスっと笑った後にハッピーな気持ちにさせてくれるものが多く、動画コマーシャルにはない静止画ポスターならではの佳さも改めて感じられるとても愉しい展覧会でした。
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