
パリ初☆マルタン・マルジェラ回顧展
只今パリで初めての開催となるのマルタン・マルジェラの回顧展“Margiela / Galliera 1989-2009”へ行ってきました。
場所はモード好きにはお馴染みの16区にあるガリエラ・モード美術館(Palais Galliera・Musée de la mode de la Ville de Paris)☆
私自身は最近は手にすることはほとんどなくなってしまったものの、2005〜2007年ぐらいにマルタン・マルジェラの洋服にハマっていました。
そんな理由もあり、マンジェラ氏本人が「メゾン マルタン マルジェラ」に在籍していた1989年春夏から2009年春夏までのほぼ全シーズンの作品を時系列に辿るという本展はどんな風に作品が変化、展開していくのか単純に興味が湧きました。
会場に入るとこの日訪れていた人は男女問わず比較的年齢層が若く、モード専門学校に通っていそうな本格的にオシャレ好きな人々が熱心にメモやスケッチをしていました。
マルタン・マルジェラ氏はベルギー出身。
アントワープの王立芸術学院でモードを学び、ジャン・ポール・ゴルチエのアシスタントを経て、1988年にメゾン マルタン マルジェラ(現メゾン マルジェラ)を設立。そして2009年末にマルタン・マルジェラ自身はメゾンを去ったそう。
靴フェチということもあり、やはり目を惹かれるのはシグネチャーの「タビシューズ」。
ブランドスタート初期からあったものだとは知りませんでした。
そのシューズを初めて見た時は遊び心のある靴にクスっと笑ってしまい、面白いけど実際に自分が履くシーンは想像できないな〜と思ったものでした。
それがどんどん繰り返し目にするうちに可愛いく見えてた!
パンプス、サンダル、ブーツ等様々なタイプで展開され中で、ワンストラップの黒のタビシューズは一段と可愛く見え、
履いてみたい気持ちに。
けど似合わないだろうな…と思いながらしばらく鑑賞を楽しみました。
回顧展なのだから本人の写真や自画像などが少しはあるだろうと思っていたのですが、そういうものは一切ありませんでした。
デビュー当時はコレクション等に顔を出していたこともあったそうですが、徐々に公の場に姿を見せることはなくなっていき、個人でインタビューを受けることもなく、匿名性を貫いたのだそう。
なんだかとてもミステリアス!
そう思うとどの作品もちょっと謎かけや深い意味が隠れされているようで、ファッション素人な私にはちょっと難解に見えてきたり。。
すぐにどこかに引っかけてダメにしてしまいそうだけど、、このブルーのニットはリアルに着てみたい!
そしてこんなニットのスカートもバックの大胆なカットがツボ♡
マンジェラ風シャネルもいい♡
そして本展で一番好きだったピースは、このドレス。
古代ローマ時代のトガを連想されるような綺麗なドレープが素敵でした。
マンジェラのボーダートップスを着てきたのでボーダー作品と一緒に記念撮影。
ベルトに見えますが、実はプリントで実際にベルトは無いコート。
ビッグシルエットでオーバーサイズと思ったらかなりタイト&ミニマムだったり、プリントを活かした2Dなデザイン、未完成な状態、古着、破壊された服、レプリカなどなど次から次へ独創的な世界で驚きも色々だった回顧展でした。
01 56 52 86 00
http://www.palaisgalliera.paris.fr/en/exhibitions/margiela/galliera-1989-2009
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