夏のレ・パピの冷製スープ☆
夏はテラス席も人気のパリ5区の行きつけワインカーヴビストロ、
“ Les Papilles”(レ・パピーユ)☆
まずはこれで乾杯して!とオーナーBがサービスしてくれたのは赤色のヴァン・ムスー。
ちょっと甘めでジュースのように飲めちゃう♬
そしていつもどおり好きなだけ食べて!状態の瓶のままいただくバスク地方のピリ辛ピーマンが効いたパテ。
これは、ついパンを食べ過ぎてしまうパターンです…♡
いつものようにスタートしたディネですが、一気にテンションが上がったのは前菜のスープ。
このお店では冷製スープが登場する日はかなり限定的で、シェフがポロさんになってから私は初めて。
しかも大好きなプチ・ポワ(グリンピース)の冷製スープときた!
グリンピースが嫌いだった子供時代、大人になってこんなに美味しく食べる日がくるなんて想像もしなかったな〜。
このお店の何が好き?って、それはこの日替わり野菜スープと言っても過言ではないかも。
思えばパリに暮らすまでは日本語的にスープは「飲む」ものだと思っていたけれど、フランス語はじめ外国語でスープは「食べる」と表現するように、具沢山で食べ応えのあるスープは「食べる」な表現がぴったり。
こちらでいただく野菜スープは、いつも美味しく苦手野菜も美味しくいただけるので大好きです。
そしてもう数えきれないほどこのブログにはアップしているこのレ・パピごはんですが、毎度アップしてしまう理由のひとつは、美味ワインの備忘録として。
今回はオーナーBがオススメの1本をセラーから出してくれました。
Dmaine Clos Marie(ドメーヌ・クロ・マリ)のMetairies du Clos Vieilles Vignes(メテリー・デュ・クロ ヴィエイユ・ヴィーニュ)というラングドック地方のビオ・ワインです。
エチケットのマークは畑の土の中から偶然に出てきたという昔のブロンズ像なのだそう。
深みのあるルビーレッド色で赤色果実がギュギュッと凝縮された、ふくよかな味わい。
オーナー曰く、「コスパの高い1本でこの値段でこの味はすごいよ」と。
メイン料理“carre d'agneau”(カレダニョー。仔羊の背肉)の煮込み料理と抜群の相性☆
相変わらずボリューム満点のレ・パピのお料理。
ディネは連日2回転のこちらのお店は1回転目はアメリカ、イギリスからの観光客のお客さんが多いそうですが、ここ数年やはりこちらも中国からのお客さんが増えているそうです。
フロマージュは春から初夏に特に美味しいフレッシュなシェーヴル(羊乳チーズ)。
自家製タプナードとバスクの唐辛子パウダーを添えて。
デセールのパンナコッタはイチゴ。
個人的にちょっと残念なのが食後のカフェがネスプレッソになってしまったこと。
ネスプレッソは嫌いじゃない、むしろ好きです、自宅にも欲しいです。
でもカフェやビストロでいただくコーヒーは、トントントン、カンカンカンとリズミカルにエスプレッソコーヒーメーカーにセットされ淹れられるコーヒーがいいな…。
夫「コストも大事だからね」
K「うーーん、でもなんか味気ないな。あれ、でもやっぱりコレ美味しい♬」
と、違いのわからない女だけど、コーヒーについて深入りしてみたいと思っている今日この頃です。
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