
夏のクローニー☆
大好きな東京フレンチレストランの一軒、西麻布にある“Crony”(クローニー)へ。
定番スペシャリテな小石風コロッケは益々完成度が上がっている。
目が悪く思い込みの激しい私なら(しかも腹ペコ状態)いつの日か本当に小石の方をガリっ!と食べそうで怖い…。
この日、我が家ではちょっと嬉しいことがあったのでお祝いにシャンパンを1本開けることに♬
ディレクターの小澤さんに見繕っていただいたワインリストにないオススメの1本、Doyard(ドワイヤール)の“Clos de l'Abbay 1er Cru”(クロ ド ラベイ プルミエ クリュ)2012。
レモンのような爽やかさは夏にピッタリ。
でも骨子のしっかりした最後まで美味しくいただける力強さのあるシャンパンでした。
これを食べて何かすぐにわかる人ってすごいかも?!
じっくり水分を飛ばされてローストされたこの一品は「きゅうり」。
その味わいは「海苔」っぽくて驚きましたが、きゅうりと海苔って成分似ているのだそうです。
こちらも定番ですが、毎回アレンジが変わるデンマークのパンケーキ“Æbleskiver”(エーブルスキーヴァ)。
今回はパプリカフレーバーでウニ載せ♡ うまっ!
トウモロコシのタルトレット。
日本のトウモロコシはなんでこんなに甘くて美味しいんだろ〜♡と毎年思うけれど、こちらも一粒一粒が存在感のある甘味を放ち、少量でもかなりの満足感を得られました。
そしてユニークなのは、上にかかった鰹節チックなもの。
これは仔羊節!
どうやって作るのか皆目見当もつきませんが、仔羊肉で作ったまさに鰹節みたいなもので、軽くてフワフワで口に入れた瞬間フワっと消える幻のよう。
そして後味はしっかり仔羊。面白い!
夏のキノコ「ジロール茸」とヤングコーンを炭焼き香オイルで☆
昔からヤングコーンは大好きだったのですが、嬉々として食べていたある日
夫「それってさカビの味がしない?だから俺はあまり好きじゃない…。」
K「・・・。」
それまでそんなことは一度も感じていなかったのに、香りや味は言葉で指摘されて脳で知ると自ずとその香りを探してしまうようになる?!
以来ヤングコーンを食べると私もカビ感を拾うようになってしまって自宅では食べなくなってしまいました。
でもフレッシュなものはそうではなく、ちゃんとちゃんとコーンの味!
なのでこちらのヤングコーンは美味しいコーン味でしたが、つい見ると過去の夫の発言が恨めしく思い出されます…。
芳香ミントの下には何が?
ズッキーニの花にイカとピスタチオがたっぷり入ったフリットでした。
つくづくこう言うお料理はどうやって思いつくのだろう…。
同じものはできないけれぞ、イカにピスタチオを合わせる技などは自宅料理にヒントにしたいところ。
日本のレストランで一番好きなパンと言っても過言ではない、一品料理として楽しむ「クローニー」の天然酵母パン。
バターではなくヨーグルトを練りこんだホイップクリームが酸味好きにはまたたまらず。
はは〜ん、こうして魚料理を縦にに置くと普通に横に置くのとは印象が違ってくる。
シュッとしてスタイリッシュだなと思いながらいただいた金目鯛。
焼き茄子のペーストとエッセンスの香ばしさが秀逸。
肉料理は、熊野地鶏でキャベツと地鶏のソースを添えて。
最近我が家で追及中な食材の一つが地鶏。
フランスの鶏は最高だと思っていたけれど、日本の地鶏もあれこれ美味しい!
これは一口で食べないとダメな一品。
軽く噛んだだけでシュワっと美味しかったミモレットチーズのボンボン。
盛夏の緑を連想させるデザートはディルとメロンのミルクプリン。
焦がしミルクアイス☆
焦げたキャラメル感がリッチな味わい。おいし〜っ!
最後はいつものように小石風のサブレとドリップで丁寧に淹れられたコーヒーを。
あれ? サブレの1つはすぐにわかったけれど、もう1つがなかなかわからない?!
酔いも回って判断力も鈍って危険、本物はどれ〜?といつも以上に盛り上がった楽しく、美味しい夏らしい「クローニー」のディネでした。
東京都港区 西麻布2丁目25-24 NISHIAZABU FTビル MB1
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