Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

サメと泳ぐ☆

楽しみにしていたお芝居を観に「世田谷パブリックシアター」へ。

IMG_9372.jpg田中哲司さん&田中圭さんが熱演!と評判の「サメと泳ぐ」。

本作は1994年にケヴィン・スペイシー主演でハリウッドにて映画化(邦題『ザ・プロデューサー』)され、さらに2007年にはクリスチャン・スレイター主演で英ウエストエンドにて舞台化されたものの翻訳劇(千葉哲也演出)。

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ストーリー(ネタバレしません)の舞台はハリウッド、ショービズ界。

ハリウッドの大物映画プロデューサー・バディ(田中哲司)は人としての評判は最悪だが、数々の作品をヒットさせ、彼のアシスタントは皆映画界で出世すると言われている。

脚本家志望のガイ(田中圭)は成功を夢見てバディの元で働き始めた。

バディの痛烈な侮辱の言葉、公私混同のめちゃくちゃな無理難題、あらゆる雑用(急遽のパワハラ、モラハラ、セクハラ、これでもか!なハラスメント満載)に追われる中で、新作を売り込みに来た映画プロデューサー・ドーン(野波麻帆)に出会う。

そして二人は恋人関係に♡

制作部門のトップへ登りつめたいバディは、映画会社会長のサイラス(千葉哲也)にアピールするためドーンの企画を利用することを思いつき、ガイにある提案をもちかける。 

信頼と懐疑心、名誉と屈辱、希望と失意、それぞれの思惑が入り乱れる中、バディとガイの歯車が狂い始める…。

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ハリウッド、ショービズ界の裏世界が垣間見れるようなリアルなお話に、昨今のme too運動なども重なって、見応えのあるとても面白い作品でした。

嘘やハッタリが溢れる巨大ビジネスの大海原の中で泳ぐ、生き抜くにはサメように、またはサメたちと一緒に泳げないと生き延びられないのかも…。

それにしても田中圭さんの演技、存在感すごかった!

夢はあるけど自信なさそうなおどおどした青年、恋愛にウブな男、多忙な仕事をこなす中で俺がいなくちゃ世界は回らないんだよ〜とやや勘違いし始めてからのチャラ男、パワーバランスの中で右往左往、キレた瞬間、狂気、最後の決断をしてから…と、どんどん業界に染まって行く様を熱演!

可愛く見えたり、セクシーに見えたりで、くるくる変わる表情と雰囲気にすっかり魅了されました。

これからもっと観てみたい田中圭さん♡

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ところでどうでもいいことなのですが、「世田谷パブリックシアター」に行った際の小さな楽しみがシアター内の喫茶コーナーで売っているチョコチップとオレンジピールが練りこまれたスコーンをお土産に買うこと。

ちょっと大きめですが、サクサクポロポロでテクスチャーは軽め。

これを前日のお芝居を振り返りながら(田中圭さん、よかったわ〜♡とか)翌朝温めて食べるわけです。

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今回はマダムNさんの手作り甘夏ママレードとクロテッドクリームを添えていただきました。
 
☆Belle et Bonne Blogも絶賛更新中☆
 
<info>
世田谷パブリックシアター
 
 

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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