
左手でも美味しく☆Melograno
つい先日もこのブログに書きましたが、ここ数年パリには美味しいピッツェリア(ピザ屋さん)が増え、イタリア料理好きとしては嬉しい限り。
この勢いで本格的「手打ちパスタ」の美味しいリストランテ、トラットリア、オステリアも増えて欲しいところ。
(ローマ伝統パスタ・カチョエペペ)
年間パスタ消費量はイタリア人並みかも?と思うほど自宅ではお米よりパンよりパスタを食する我が家はパスタにゃうるさい?!
パリでも手打ちパスタの評判を聞いては出かけているもののなかなか…。
(ローマ ナヴォーナ広場)
ある年にはマンマが作るシンプルで熱々の手打ちパスタが食べたい衝動が抑えきれず、パスタを食す為だけにパリから週末弾丸ツアーでローマへ行ったことも。。
(思わず右手が出た…)
そんなローマ思い出話をしながら乾杯したのは、このブログではお馴染みの渋谷区広尾にあるリストランテ“Melograno”(メログラーノ)。
東京で美味しい手打ちパスタ食べたくなったらココに来ます!
今シーズンの初秋刀魚は綺麗な層のテリーヌ、シャインマスカットと一緒に。
添えられた肝ソースの大人の苦味もたまらなく美味♡
九州地方の高級魚アラのタルタルを和歌山早摘みミカンと。
肉厚で弾力と歯ごたえが素晴らしく美味しかったアラ、最近タイより好きかも…と思う魚。
「ストリートフードです。」
と後藤シェフが笑顔でサーヴしてくれたのは生ハムとブッラータのクレープ。
ツボ♡
屋台や本物ストリートフードは実際なかなか食べる機会がないものの、それを良質食材でアレンジしたリストランテ味のストリートフードは遊び心も感じられ何よりシンプルで旨〜い!
オーブンで温められ、トロトロになったブッラータが生ハムに絡み、香ばしいクレープ生地と三位一体でお口の中で混ざる。
ワインはオレンジワインをチョイス。
今年我が家では第二次オレンジワインブーム到来。
自宅ワインセラーにはちょっとマニアックなオレンジワインが集まり始めました。
大きな貝が登場し、目の前でタンタララーンとクロシュを開けるように蓋を外していただくと、
中にはホッキ貝とタレッジオチーズのレモンリゾット。
コリコリのホッキ貝の噛むほどに増す味とさっぱりなレモンが絶妙。
夏鹿のラグーのパッパルデッレ☆ もちろん手打ち。
これこれ!このもっちり食感の中のアルデンデ。
絡むラグーソースは悶絶級(≧▽≦)
メインは骨付き羊肉のロースト。
添えられた手作り粒マスタードがほんのり甘く、またそのプチプチ感がとってもイイ!
しかも右手が不自由なことをお気遣いいただき、お肉が一口サイズにカットされてサーヴしていただき感謝感激。
振り返ると今回のお料理は最初から最後まで右手(ナイフ)を使わずにいただけるお料理でした。
そんなさり気ない後藤シェフの気配りがありがたく、何より大好きな手打ちパスタをいただき元気になった夜でした。
もちろん最後のドルチェ「パンナコッタ」&「ティラミス」も美味しくいただきながらのお話で、
G(シェフ)「先日マダムのブログを読んでご来店してくださったお客さんがいたんですよ〜。」
K「ホントに?!」
G「料理だけでなくワインも楽しんでくださって。テーブル席だったのであまりお話はできませんでしたが素敵な方でした!」
たまにある、こう言う状況で、何が嬉しいってこんな稚拙なブログを見てくれた皆様が素敵な方ばかりだということ。
と、ちょっと嬉しくなった夜でした☆
ARCHIVE
MONTHLY