
ベルーガと飛騨高山牛のエゴジーヌ☆
パリの1枚。
出生率の高いフランス、気のせいかも?ですが、パリではよく双子ちゃんを見かけます。
お揃いルックが可愛くて、思わず笑顔になってしまう。
*********
怪我した右手もだいぶ良くなってきたところで景気づけにレストランへ。
お箸にナイフ&フォーク、お皿も和洋折衷なテーブルセッティングされたこちらのお店は、港区西麻布にあるフレンチ・イタリアンでちょっと和な“egosine”(エゴジーヌ)。
路地裏にある隠れ家風の小さなレストラン。
アラカルトメニューはなく、少量多皿コース料理。
キノコマリネ、カボチャのフラン、セサミチップス、豚のリエットのピンチョス4種盛りでスタート。
ほんのり温かいパンがサーヴされると、一人ずつセットされたミニチーズ削りでパルメザンチーズをオリーブオイルの中に削り入れ、それをつけて食べると。
K「この手じゃ指をすり下ろしそうなんでお願いしまーす。」
夫「・・・。怪我に甘え過ぎじゃないの?」
早々に登場で思わずお皿にグイっとかぶりついて凝視したのは、このお店の「スペシャリテその1」の最高級キャビア「ベルーガ」の冷製カッペリーニ。
甘く赤いトマトソースの中にキラっとブラックパールの輝き☆
小さいくせに凝縮濃厚な旨さを放つキャビアの王様・ベルーガに甚く感激。
薩摩芋好きには嬉しいサツマイモのヴルーテはベーコンの塩味と爽やかなオレンジ風味が効いてました。
お腹も落ち着いたところで店内を見渡すとすっかり満席で、そこは大人が集う、いかにも西麻布な雰囲気?!
OL時代に食通の先輩や上司に連れられてくる街だった夜の西麻布、ちょっと懐かしくなってきた♬
夫「サラダ?」
K「会社からちょっと遠かったからタクシーで乗りつけるところがまたちょっと大人の贅沢って感じでさ〜、小娘ケーコには敷居の高い町のイメージだったな。あなたと行った〇〇もこのへんだっけ?」
夫「このナス、旨い!やっぱり秋はナスだな。最近ナスの美味しさに開眼したよ♡」
K「キルビルの撮影に使われたとこはまだあるよね?」」
会話が噛み合わないコムダビチュード。。
夫「食べないならもらうけど♬」
K「食べます!!」
西麻布な思い出に浸ってる場合じゃなく、サラダの中からお目見えしたのは、プリプリのオマール海老とナス。
確かにナスが旨っ!もちろんオマールも。
フォアグラ&葡萄。
この葡萄がスライスなのにすこぶる甘味で主張がすごい、フォアグラに添えられたフルーツソースのよう。
もしやこれは?と思ったら、先日いただいたことで舌の記憶も新しい「ナガノパープル」という葡萄でした。
魚料理はタイをサフランソースで。
驚いたのは、私のものだけ食べやすくひと口サイズにカットされていたこと。
お店のマダムが「お怪我をされているようなのでカットしましたが、このくらいのサイズで大丈夫でしょうか?」と。
初めて来たお店にも関わらず、マダムのその気配りがありがたく、感激しました。
続く肉料理は、お店の「スペシャリテその2」の「飛騨高山牛のフィレ肉ロースト」☆
和牛とはいえ、赤身よりで食べやすくペロリ。
そしてこちらもまたひと口サイズにカットされていたのでとても食べやすかったです。
こういってはなんだけど、こういう細かいことに気づくお店はそう多く無い。
先月骨折してすぐに出かけた某レストランで、ギプスが重くて右腕をテーブルの上に載せていたら、カトラリーをセットする度に「右腕どけてくださいよ」的な視線と無理矢理右にセットしようとする店員さんにちょっと困りました。。
また左利きの友人と出かけた場合なども、それにすぐに気がつくお店では2回目以降のカトラリーのセットはナイフとフォークを左利き用にセット。もちろん無言でスマートに。
レストランはサービスも大事だなと感じます。
〆はご飯のお供がセットされ、
松茸ご飯☆
今シーズン初の松茸に日本の秋を実感。
デザートはマロングラッセを添えた栗アイス。
ところで店名“egosine”(エゴジーヌ)は、egoist(わがまま)と cuisine(台所)から作った造語で、お客さんのわがままが叶えられる台所でありたいという思いからと名付けられたそう。
贅沢にキャビア、飛騨牛、松茸を和洋折衷なわがままスタイルで楽しめる大人レストランでした。
ARCHIVE
MONTHLY