Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

秋の北かる☆大人の休日

パリの1枚。

IMG_0005 2 copy.jpg何度でも撮ってしまうグラン・パレ。

*********

5時半起き。瞼は半分しか開きません…。斜め上45度から聞こえてくるのは怒声?!

「何やってんだよ〜。動け、動け!!」

IMG_9993.jpg

気がつけば上越自動車道走行中。

IMG_9990.jpg

K「朝から天ぷら蕎麦…?」

夫「深谷ネギ入り!旨っ♡ 次の休憩の横川の釜飯いいけどもダルマ弁当の方が好きなんだよね〜。」

IMG_9996.jpg

心配した渋滞に巻き込まれることもなくスムーズなドライブ。

一路目指したのは北軽井沢にある友人AAご夫妻のセカンドハウス。

朝から食欲旺盛な夫の隣りでようやく私の体が起きたのは浅間牧場でのコーヒー休憩で。

IMG_0002.jpg

ウサギやアルパカを見ながらの、なんとものどかな光景のコーヒーブレイクでようやくシャキッと目が覚めました。

IMG_0001.jpg

体験コーナーにあったこのモコモコは今年4月にこの牧場で刈られた羊の体毛。

左は刈ってそのままの状態なので「ラノリン」という油脂が付いていてベタベタしていましたが、

IMG_9998.jpg

右に置かれた羊毛はゴミを取り除き、丁寧に洗われてふんわりした状態で触感が全くの別物。

これが素敵なニットになるわけね☆

fullsizeoutput_1425.jpg

予定通りお昼前にAAご夫妻のお家に到着すると主チョコくんからもお出迎えニャー。

プニプニと夫のお腹の弾力を確認してから甘えるニャー。

IMG_0010.jpg

早速AAご夫妻が用意してくださったウェルカムランチ。

大好きなかぼちゃのスープ(カプチーノ仕立て!)の登場にチョコくんそっちぬけで興奮(≧▽≦)

IMG_0005.jpg

そしてフランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理“jambon perisillé”(ジャンボン・ペルシエ)をアレンジした一皿。

ジャンボン=ハム、ペルシエ=パセリ状という意味で「ジャンボン・ペルシエ」とはハムとパセリのゼリー寄せです。

ブルゴーニュ地方のマスタード産地・ディジョンでイースター(復活祭)に食べる料理として発祥しフランス全土に広まった名物料理と言われています。

私などお惣菜屋さんで買ったことしかない「ジャンボン・ペルシエ」ですが、お料理上手なマダムAさんは鶏肉を使って美味しくヘルシーに。

美味し〜っ♡

IMG_0008.jpg

昼間っからこんなに美味上等ワイン飲んでいいの!?と思える大人の休日(+ニャン1匹)の始まりです。

ブルゴーニュの白ワイン、Remoissenet Père et Fils (ルモワスネ・ペール・エ・フィス)Puligny Montrachet(ピュリニー・モンラッシェ)2006。

香り高く、ぽってりとやや濃厚でベルベットのように滑らか。

色はしっかりめのイエローで、梨やパイナップルが香り、余韻にほんのりハチミツも感じられ、鶏肉のゼリー寄せにぴったり!

fullsizeoutput_140b.jpg

しばらく休憩の後、一行はドライブへ出発。(ドライバー役のムッシュAさんはワインは夜までお預け)

やってきたのは嬬恋村にある「愛妻の丘」。

IMG_0015.jpg

見晴台の鐘をカンカン鳴らして、眼下に広がるキャベツ畑に向かって妻に対する愛を叫ぶのです!

なぜここで愛を叫ぶのか?それは嬬恋村だから。

と「嬬恋村」の名前の由来はスルーできません。

IMG_0014.jpg

それはあのヤマトタケルに由来します。(前にも簡単に書いた気がしますけど)

第12代景行天皇の皇子・ヤマトタケルは日本全国の山賊や化け物を制圧してまわり数々の武勇伝をもつ皇子。

西日本の諸部族を鎮圧した後、東国の征伐へ。

ヤマトタケルにはオトタチバナヒメという奥さんがいて、彼女を伴っての一行は東国を目指します。

IMG_0018.jpg

船で今の神奈川県から房総半島へ渡ろうとした時、暴風雨に遭い遭難しそうになります。

その時、妻オトタチバナヒメは「女の自分が船に乗っているから海神が怒ったに違いない」と考え、海に身を投じました。するとたちまち暴風雨は止み、ヤマトタケル一行は無事、東国につくことができました。

そして東国征伐を終え、ヤマトタケル一行は帰路につきます。

その時、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち、亡き妻を追慕のあまり「吾嬬者耶(あづまはや)」(ああ、わが妻よ、恋しい)と嘆いて妻をいとおしまれたという故事にちなんで「嬬恋村」と名付けられたそう。

なんともロマンチックで妻恋し〜くなる村名なのです。

ちょっと恥ずかしいからここで愛を叫んでくれなくてもいいけれど、こんな広いところで大声を出したら気持ちいいだろうな〜とは思いました。

fullsizeoutput_1409.jpg

愛妻の丘の後は紅葉ドライブ。

これが写真を撮ってる場合ではなく、あっちも!こっちも!と高度が上がるほどにどんどん紅葉が増え、東京ではまだまだだけどもうこんなに美しく変わっているのか〜と感激でした。

湖を一周すると周りの山々がまた一段と綺麗に近くに感じられ、素敵でした。

そしてこの後は、楽しみにしていた温泉へGo。

fullsizeoutput_1427.jpg

(嬬恋プリンスホテルオフィシャルサイトより)

今回はどの温泉に行く??と、贅沢に選べるほどあちこちにたくさんの温泉があるのが羨ましい北軽井沢。

初日の温泉は露天風呂から浅間山を眺める「嬬恋プリンスホテル」に決まり。

☆引き続き “Belle et Bonne Blog”も絶賛更新中☆
 
<info>
嬬恋プリンスホテル
群馬県吾妻郡吾妻郡嬬恋村 嬬恋高原
0279-97-4111
 

KEICO

新潟県の旅館に生まれるも女将にならず、上京、進学、就職、まさかの出逢いと結婚。
約10年間のOL生活の後、2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆


そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

ARCHIVE

MONTHLY

清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories