
郷に入っては郷に従え☆
ホテルオーナーによると、このホテルのゲストの平均宿泊日数は10日間だそう。しかもリピーターは70%。
7割のゲストはドイツ・オーストリア人で、彼らは車で2、3時間の来れることもあり、シーズン中に2度、3度訪れるそう。
宿泊は3食込みの1週間以上からパッケージプランになるので、たとえ初めての滞在でもスタッフの皆さんともほとんど顔見知りになれます。
(ホテル前は私の身長以上の積雪↓)
15時には最寄りリフトが止まってしまうのでランチの後はほとんど時間がなく滑りません。
なので15時頃からはスキーで使った筋肉をほぐすべくスパで軽く泳ぎ、ジャグジーや各種サウナ。
その後マッサージ&エステ、ディナー前にショッピングや散歩に出かけ、20時からディナー。
ホテルのゲストたちも滞在中にやることはほぼ同じなのでタイムスケジュールがかぶることも多く、同じ時間にスキーロッカールーム、ダイニング、スパ、エステで顔を合わせるので、だんだんと挨拶以上に「今日のスキーはどうだった?」「今日はマッサージする?」「昨日のファッション素敵だったよ〜」的な軽い会話をするように。
今日の滑りを振り返りながら、ものすごく泡が強くマッサージ効果の高いジャグジーに浸かりつつ、
夫「このホテルに泊まってる人って男女ともにみんなスリムだよね?」
K「そうそう、年齢に関係なくみんなグッドシェイプ! 1階にジムがあるけど、まさかスキーの後にトレーニングする人なんていないと思って昨日覗いたら、故ダイアナ妃似のマダムが自転車こいでたし、その隣りでシニアなトム・クルーズ似のムッシュはランニングマシーン、60代のマイケル・J・フォックスみたいな人はウエイトやっててびっくりした…。みんな意識的に体をしっかり動かしてる感じ。」
夫「ま〜、年は取るほどにそれはすごく大事なことなんだろうな…。」
キンキンに冷えた水風呂が気持ち〜!と、水風呂とサウナを繰り返し入った後はスーッとスキーで重くなった鉛のような脚がラクになります。
そしてサウナと言えば、数年前にまさにこのホテルで衝撃だったのが、まるでミケランジェロのダビデ像のように真っ裸なムッシュたちが肩にタオルを引かっけサウナに入ってきたこと。
中にいた私と目がバチバチ合っても、いずれを隠すことなく「グリュスゴット!」(こんにちは)と。
目のやり場に困りながらもケーコフリーズ。
更に驚くべきことにムッシュだけでなく、マダムたち(ドイツ&オーストリア人)も基本的に裸。
バスタオルを巻いて入ってきた後はタオルを外し、トップレスで隣りに座られた夫もさすがに困ったのか?早々にサウナを出て行ってしまいました。
(みんなんが悲鳴をあげて入る水風呂↓)
サウナは混浴なので水着はマストかと思ってましたが、そうではなくサウナは裸で入るものだと、ホテルのスタッフに教えてもらいました。
もちろん絶対ではないので、このホテルのサウナで水着を着ていても良いそうですが、それはやはり温泉で水着を着てるみたいな違和感らしい。。
夫「俺、脱ぎまーす」
K「え!!マッパになるの?」
夫「タオルはするから!」
私には初日にそれはできなかったものの、2日目から私も水着は脱ぎました…!
こうして脱いだ水着は皆さんに習って壁のフックにかけ、バスタオルを全身にグルグル巻いてサウナルームへ。
あら、意外と平気。
バスタオルを巻いてる分には大して恥ずかしさもなく、むしろ水着を脱いだ開放感が気持ちいいやーん!な気分に。
郷に入っては郷に従え、ですな。
もしかしてこのまま慣れてしまって、数年後には私もトップレスでサウナに入っているのだろうか…?
いやいやそれはない、できないな…と思いながら隣りのマッパなムッシュをチラ見。やっぱりダビデ。。
サウナの後は、20分ほど昼寝。
ポカポカして気持ちよく、極楽です。
フルーツを摘んだりレモンウォーターを飲みながら、
全く読めない雑誌もパラパラと。
手にした女性ファッション雑誌にあったこれは何の宣伝なのだろう…
こうしうて雑誌を見ていても、やはり日本ともフランスとも違うトレンド、雰囲気、そしてユーモア。
モデルさんの体型もガシガシな細さではなく健康的。
と、リラックスした後はもうひと泳ぎ☆
(↓こちらはミュージックルームでヘッドフォンでいろんなジャンルの音楽が聴けます。シエスタにはやはりクラシック♬)
こうしてよく動き、よく食べ、疲れてよく眠れるバカンスです。
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