Comme d'habitude 〜パリ・東京行ったり来たりblog〜

新名所☆Punta della Dogana(プンタ・デッラ・ドガーナ)

ホテルで朝ごはんを食べていると、宿泊しているお客さんから

「"海の税関"、良かったわよ~。おススメよ。」と教えていただいので、

「じゃ、行く?」「行こう!」と行ってみました。

その建物はサンマルコ広場の向い、サルーテ埠頭の先にあり、屋根には天球を抱える

2体のアトラス(巨人)。

それがPunta della Dogana(プンタ・デッラ・ドガーナ)の建物。

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この建物は、15世紀には船荷の荷揚げ場で「海の税関」と呼ばれていたのだそう。

現オーナーは、フランスの実業家でアートコレクターとしても有名なあのフランソワ・ピノー氏

が運営する財団で、改装後2009年から現代美術館としてオープン☆

最近はヴェネツィアの新名所して人気を博しているそう(^v^)

という訳で現在開催中の企画展"Prima Materia"展へ。

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まず入口には、緑の江頭2:50のような人が跳ね続けている液晶画像が・・・。

しかも何かわめいている(>_<)

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勧められるままに来てしまったけど、「現代美術、芸術」って私には特に鑑賞が難しい文化。

楽しめるだろうか・・・?と緑の江頭さんっぽい人を見ながら少し不安を感じつつもGO!

最初に入ったブースでは、作品である椅子やソファに自由に座ってスクリーン画像を鑑賞するというもの。

その画像は、車内で男女が大騒ぎの画。

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ところで、この美術館のリノベーションを手掛けたのが安藤忠雄氏★

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レンガの壁、太い天井の梁の中に贅沢に飾られた絵画は作品も、その空間もユニーク。

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撃たれたミッキー・・・。

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この空間、おもしろい!

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見慣れぬ現代美術は不思議(@_@)

何か物語やテーマを探す、想像するというより、そのカタチ、表現方法にただ驚きます。

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天井や周りを映すこの表面は何でできているのだろう?鏡?特殊なもの?と眺めていたこの作品。

「わかんないよぉ、フ~っ」と、ため息をついたら表面が揺れたので、水をはっただけと気づく!

水とわかると「なんだ水か」になりますが、わからないと不思議な物体に感じるもの。

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 ガラスのスカルはクールだな、と。

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 でも、これが1個ではなく10個も展示。

どんな人間も一皮むけば(?)、死んだら、同じ姿なのだ~。

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グルグルと階段を上りつめたところにあった小部屋は、ブルー!

窓ガラスが真っ青で、室内も青くライトアップ。なんだか落ち着かない気分になるブルーな空気。

窓から見えるヴェネツィアの景色も青く染まると印象が別物。

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私が一番好きというか印象に残った作品と一緒に記念撮影★

なんだかわかりませんが、眩しいゴールドの中に丸めたロープ。

このロープがヴェネツィアの水上バスや船を止める時の舫い綱を連想させて、この街が貿易で

栄えた時代を彷彿させる、しかも球体は地球儀、世界を表現しているのか?みたいな・・・。

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深読みしようにも読めない不思議な現代アート。

たぶん読む必要もないだろう・・・と思いました。

そして最後にまた入口の緑の江頭さん風の人がわめきながらジャンプする映像を見ながら

これもアートか・・・芸術も色々だな・・・と思いながらも、なんだか満たされた、面白かった~、な

気分になった新名所・Punta della Dogana(プンタ・デッラ・ドガーナ)でした☆

 

おまけのパリはBelle et Bonneで。

 

<INFO>

Punta della Dogana(プンタ・デッラ・ドガーナ)

Dorsoduro, 2, 30123 Venezia

http://www.palazzograssi.it/en/museum/punta-della-dogana

Prima Materia展は2014年12月31日迄

KEICO

新潟県の老舗旅館に生まれ育つ。
上京、進学、就職、まさかの出逢い?で結婚し2004年渡仏。
現在は夫と共にパリ・東京を行ったり来たりな生活中☆
そんな毎日からのグルメ・ファッション・カルチャー・バカンスなどの話題を中心にブログ更新致します。

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