
ぶらりQuartier Latin☆
長く暮らしたパリ5区、Quartier Latin(カルチェ・ラタン)界隈。
毎日のように乗っていたメトロ10番線もとんと乗らなくなっていましたが、久しぶりに乗ったら懐かしくて!
用事があって降りた駅は、Cluny-La Sorbonne (クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅)。
あれ?昔より構内が明るくなったような?!
私が住んでいた頃は、もっと薄暗かった印象で、ゆっくり鑑賞する気にもならなかったのですが、懐かしさもあって見渡した駅は明るく綺麗に感じられ、しばらく鑑賞してしまいました。
そして知らなかった...天井に無数に描かれたこのサインがフランス人アーティストJean Bazaine(ジーン・バゼン)によるものだったなんて!
王様、作家、詩人、哲学者、研究者、そしてジーン・バゼン本人の署名をモザイクで忠実に再現した「The Birds」というタイトルのモザイク画作品。
壁に掲示された説明を見ながら、どれが誰のサインかわかるとまた面白い。
そういえば小学生の頃、いつか有名になった日のために!と友達と一緒に自分のサインを考えたことがあったな〜。
そんな色紙用サインは全く必要ない人生。
とは言え欧米はサイン文化なので、パリ暮らしスタート当初に自分にしか書けないような横文字サインを練習しました。
さて、そんなCluny-La Sorbonne (クリュニー・ラ・ソルボンヌ駅)から地上に出るとマルシェが立っていました。
私が暮らしていた頃から年に何度か、初夏や秋にこのクリュニー・ラ・ソルボンヌ駅の一角に立つ地方色を感じるマルシェだったので、これまた懐かしくなりました。
どうでもいいことですが、前を歩いていたマダムのシューズがパイソン柄のブーツとはロックだわ!と靴フェチの目に留まる♡
この手のマルシェで個人的には真新しく感じるものはないのですが、眺めるだけもフランスの食文化の豊かさが感じられ楽しいものです。
プーンと香る野趣溢れるソーセージやサラミの香り。
ドライフルーツは豊富。
普段積極的に自分じゃ買わないけれど、嫌いじゃないヌガー。
量り売りなところが魅力。
日本の駄菓子とはまた違ったジャンキー感のお菓子。
つい買って歩き食いしたくなるBeignet(ベニエ:フランス版ドーナツ)。
中のクリームは、カスタードかチョコレートが鉄板。
コンテチーズは、熟成期間をチェック。
この後、ちょっと用事もあったのですが、せっかくなので・懐かしいので、とカマンベールチーズを1個ゲット。
くっさ!な熟成度で、香りはキツめだったものの、味わいは香りよりも優しいチーズでした。
残りは、クロワッサンに挟んでサンドイッチに。
懐かしい街をぶらり、ちょこっと買ったチーズ1個でうまっ!幸せ!になりました。
*****おまけのジャポン*****
オトコ(夫)のぼっち飯シリーズ。
一見美味しそうなローストビーフですが、病院食。
1日がかりのメディカルチェック後に提供される食事。
夫「まだまだ腹ペコ。吉牛に寄って帰るかも」
K「え...これまでの直前ダイエットが水の泡だよ」
夫「検査終わったからいい♬」
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