パリの風☆Sans Déconner
パリの1枚
Hyatt Regency Paris Etoileのウィンドーバーからパリを一望。
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この日も自家製のフォカッチャでスタート♬
ピリっと効かせた塩とのバランスが絶妙。
風薫る五月、爽やかな夜に出かけたのは、パリの風を感じまくる(!)渋谷区松濤のフレンチレストラン“Sans Déconner”(ソンデコネ )。
友達と夫と、ここ最近は最も多くお邪魔している一軒です。
益々名コンビな渋谷シェフとマルコさんの息の合った様子は見ているだけ、聞いているだけでも面白い!
最初の前菜は本マグロ プチポワ ダブルクリーム☆
ちょっぴり潜ませたライムがアクセント。
白アスパラとエビ☆
真ん中にはパーフェクトな温泉卵。
グビグビとカヴァを飲み干した後は、マルコさんオススメの白ワイン。
Oriol Artigas (オリオル・アルティガス )の“La Bella”(ラ・ベーラ)というスペイン・カタルーニャ地方のワイン。
樹齢が80年近いパンサ・ブランカという葡萄100%だそうで、白い花束、ライチや梨を感じるエレガントワイン。
(エチケットはコミカルだけど…)
魚料理は鯛と空豆☆
先月久しぶりにパリに行き、たくさんの刺激を受けてきたという渋谷シェフ。
魚の火入れはこれまでにない新食感。
低温調理などこまでもソフトな食感、でも旨味を逃していない、なんとも癖になる食感と旨味。
赤ワインはフランス・ルーシヨンのDomaine Danjou‐Banessy(ドメーヌ・ダンジュウ・バネッシー)。
セパージュ(葡萄)はムールヴェルドはグルナッシュだそう。
肉料理は、あか牛のモモ肉、ポテトピューレ、ニンニクの芽☆
ポテトがトロトロクリーミーではなく、ホクホクだったのがちょっと新鮮。
「このアンチョビ、激ウマ!」と、いきなり唸る夫の声に驚いてしまったよ…。
スペイン産のアンチョビだそうですが、確かにこれだけで食べてもいいぐらい。
このお肉とよく合う!
我が家はアンチョビ好きなのでパリでも東京でも美味しそうなものに出会ったら即買いしていますが、塩加減、風味など「これだ!」と思えるものはなかなか少ないだけに、このアンチョビは印象的でした。
「僕が採ってきました!」と写真を見せてくれたのは、防護服に身を包んだ養蜂家マルコの姿。
今回フランスから持ち帰ってきたというマルコさんが取った蜂蜜を添えたチーズ。
その蜂蜜はすっかり主役のチーズを凌駕する旨さ。
蜂蜜の搾りかすは舌に残りがちですが、これは全く残らずソフトで、噛むほどにジュワっ味が口の中に広がり、その衝撃的な美味しさに驚きました。
定番レモンクリームはグリンピースソースのアレンジ。
オレンジと人参シャーベット☆
最後は苺のケーキ・ソンデコネ風☆
店内の雰囲気はもちろん、キッチンからずっとフランス語が聞こえてくること、お料理そのものから今のパリを感じる渋谷シェフの「ソンデコネ」では毎度パリの風が感じられ、パリとの温度差がなく、ここが日本であることを忘れてしまうレストランです。
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