Schilthorn☆ジェームズ・ボンド気分
すごい地形だな〜と上を、空を、見上げてばかり。
おっ!あれは、パラグライダーを楽しむ人たち。
ひとつ星を見つけたら周りの星がたくさん見え始めるように、よくよく見ると大空のあちこちでパラグライダーを楽しむ人達がいる。
どこから降りて来てるの?と思ったら、それが次に私たちが向かった『Schilthorn』(シルトホルン)方面。
Schilthorn(シルトホルン)は、昨日もちょっと触れたヨーロッパ最高峰アイガー、メンヒ、ユングフラウの三名山の山々などを臨める展望台です。
K「え、この人誰?ボンド(映画007、ジェームズ・ボンド)っぽいけど、見覚えのない顔。なんちゃってボンド?」
夫「ジェームズ・ボンドだよ!!2代目ボンドのジョージ・レーゼンビー」
K「そんなボンドいたっけ?」
夫「DVD観せたはず!彼は、1作しか出演してないんだけどね」
このブログでも時々触れてますが、夫は筋金入りの007シリーズ、ボンドの大ファンである。
全作ブルーレイDVDを揃え、新作公開時は2回は観る、全作原作(英語版)で熟読、しかもお気に入りは何度もリピート、007トリビア豊富(←披露されてもフーン以上の感想はないんだけども…)。
関連グッズにも目がなく、ここぞな時のお祝いはBollinger(ボランジェ:ボンド愛用のシャンパン)、アストンマーチンを乗り回した時期も(半年で飽きた)。
そんなボンドとシルトホルンにはどんな関係が!?
(ボンドファンには、もうお分かりだと思いますが…)
ケーブルカーチケットを手にしてGo。
その頂きを目指すにあたりケーブルカー乗るのですが、驚いたのは乗り換えること3回!
3度も乗り継いでようやく頂上に行けるのです。
どんどん村が小さくなっていく〜。
ケーブルカーからの景色は絶景そのもの。
ケーブルカーを乗り換えるごとにどんどん景色も変わります。
地球を脱出して違った惑星に来たみたいな…。
我らがプリンセスAちゃんもその景色に夢中?!(パパに背負われて♡)
そして到着。
その高さ2,970m。
そんな高さ、この大パノラマの展望台にあるのが、1969年公開の(って、、そんな昔じゃ私が観たことないはずですよ…いや、昔の作品も全部君には観せた!と言い張る夫。覚えてません…)007シリーズ第6作「女王陛下の007」でジェームス・ボンドが潜入した敵の研究所。
そう言われると、いかにも悪者の秘密基地っぽい。
現在は、360度回転するレストラン「ピッツ・グロリア」に改装されて営業。
という訳で至る所にボンド。
トイレに入ってドアを閉めるとボンドの声が流れ、ちょっと寸劇チック。
キャ〜っ、助けてジェームズっ♡
誰かに襲われそ〜!
と、ボンドガールになりきってハラハラしながら用を済ませたわっ。
ボンドな撮影スポット満載で夫は大喜び。
夫「もっとオシャレな格好で来るんだった…」
K「はっ?登山チックなハイキングウォーキングなんだから山歩きな格好するしかないでしょ〜。しかもさすがにここは寒いし、風も強い。ダウン持ってきて正解」
夫「ボンドはスーツ着てるのに…」
旅先などで自分の写真を撮ってくれとはほとんど言わないだけに、その興奮が伝わってきました、はい。
メガホンを逆にしたような筒状のものがあり、山々を背に立ち反対側から撮れば定番シーンの完成。
そんなボンドはさておき、展望台からの大パノラマは、これまたカメラに収まるサイズではなく、ここでは動画を撮りまくりでした。
スイスアルプスからフランス、ドイツ、四方に広がる200峰以上(!)を超える山々が見渡せるのです。
しかもこの日は、ものすごく天気が良く、どこまでも見渡せるというラッキーデー!
絶景かな、絶景かな。
ただ、ちょっと高所恐怖症な私はこの手の床スケスケが苦手。
これ以上は立っていられぬ。
更に絶景、絶叫?体験ができる、断崖絶壁に設けられた金網と手すりだけで作られた通路「スリルウォーク」なるものがありまして、果敢にもMDファミリーはチャレンジ。
めっちゃ楽しんだ様子で、なんともびっくりです。
いや、だってこんなところですよ…(真上から撮影↓) 小さく赤や黄色(ウエア姿)に見えるのが人。
スイスならではの貴重な体験を満喫しました\(^o^)/
夫「帰ったらボンドムービーしっかり復習しないとね♬」
K「・・・。」(あっという間に寝落ちだな)
Luftseilbahn Stechelberg-Mürren-Schilthorn (LSMS)
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