
滑りまくって感無量☆
<スキーバカンスブログ@オーストリア>
朝、カーテンを開けると...。
がーーん、すごい雪だ。
今朝も暗い。
こんな中で今日も滑るのか...と思った日が幾度とありました。
空と地面が一体化した真っ白な世界に放り出されると、自分が宙に浮かんでいるようで方向感覚を失い、ちょっと気持ちが悪くなる。
昨日と同じところを滑っていても見えないと全く未知の世界に来た感。
ずっと平らかと思いきや、そのちょっと先がストン!と傾斜していることもあるから怖い。でも、その辺も全てわかってガイドしてくれるアンディと一緒だから心強い。
雲間から太陽が覗くと、サーッと世界が変わる。
その世界が変わる瞬間はまた美しく幻想的。
最悪のvisibilityだ...なんて思った翌日にピーカンに晴れ、気温急上昇で雪がどんどん溶け、なのに深夜は冷え込んで凍る。
そんな風に天気がクルクル変わる中でゲレンデコンディションも硬くったり、柔らかくなったり、それがミックスされたりと難しい状況でした。
ホテルオーナーによると、今シーズンはホテル始まって以来の怪我人続出で、私達が到着する前の週は1週間に5人が骨折したそう。
天気が悪い日に滑ったのかと思いきや、そうではなく、天気が良ければ良いで暴走スキーヤーも増え、危険な衝突事故が起こるのだそう。
逆に視界が悪い日は皆慎重に。
ここ数年、私達が日本人だと知ると、ホテルのゲストやスキー場のゴンドラで乗り合わせたスキーヤーに尋ねられるのが、
「ニセコってどう?」「素晴らしいんでしょ?」「いつか滑ってみたい!!」等々の北海道のニセコ話題。
世界中のスキーヤーに注目されていると言うのもあながち嘘ではないですね。
ただ私達には、こちらの世界の方が非日常で素晴らしい雪質と壮観壮大なスキーリゾートに感じてます。
青空が広がると本当にamazing!!
こんな蒼く碧く芸術的に美しい空に出会えると、この世とは思えぬ...。
だから「どうしてここでスキーするの?」と尋ねられたら、この空、眺め、雰囲気が他になかなか無いと思うからよー!と。
どんな斜面も谷も滑れたのは、今シーズンのガイド&コーチのアンディのおかげ。
A「そこでちょっと立ってて!いい写真撮れそう」
K「ヤーー」
と言ってみたが、早くしてくれ。バランス崩したら転げ落ちるから!とマスクの下の顔はビビりまくり。
A「そういえばバレンタインだね。せっかくだからやっておこう!」
K「え、何を?」
A「ここに来たら僕も妻と絶対こうやって写真撮るんだ〜♡」
K「本当に?」
A「本当に!」
夫「よし、やろう!」
K「ラブラブ、バカップルのていで」
A「うーん、いい写真になったぞ」
K「・・・。」
前半は毎日へとへとで、疲れきってヘタレな有様、愚痴や弱音も連発だったが、やたら難しいコンディションの中、怪我をせずによく滑ったよ。ブラボー、自分!と褒めてあげたい。。
去年は、このスキーが重くて右手が腱鞘炎になったのだけれど(頻繁にスキーを外してのゴンドラ移動、徒歩移動で右手酷使)、今年はパーソナルトレーニングで腕まわり全般を強化、手首もしっかり鍛え&サポーターもして臨んだ成果はあったぞ(^^)v
A「ラストラン、どこ滑る?」
K「スラローム(競技用)でしょ」
夫「バリバリに硬くなってるよ」
K「大丈夫。私達に滑れない斜面などにゃい!」
A「OK、Let's go!」
こうして滑りきり最後にみんなで記念撮影☆
滑りに関しては感無量\(^o^)/
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