Strolzの完全オーダーメイドブーツ
雪景色を見ながらロビーでティータム♫
山のホテルに籠って執筆中の作家気分だわ☆(妄想)
実際はブログを書きながらオーストリア名物、大好きなアプフェル(アップル)シュトゥルーデル
を頬張るアフタヌーン。
やっぱりこのホテルのアプフェルシュトゥルーデルは最高だな〜と、満足していると
夫「今日Strolz(シトローツ)でオーダーメイドブーツを作る予約をしてるけど一緒に行く?」
K「うーーん...」
(このシュトゥルーデル、林檎と一緒にラムがしっかり効いたラムレーズンがたっぷり入ってるから
美味しいのかも...なんて思いながらちょっと考える)
普通のブーツのオーダーメイドならそりゃもう興味大大大だけど、スキーブーツじゃな...
と思ったももの、自称靴フェチだし♡ブーツ制作過程は見ておこう!と、つき合うことに。
やって来たのは、オーストリアの老舗スキーショップ"Strolz"(シトローツ)。
ここでは世界中のスキーヤーが憧れると言う完全オーダーメイドのスキーブーツを24時間で制作して
くれるのだそう。
夫の靴を作ってくれることになったのは、笑顔がキュートな男・セバスチャン♡
まずはコピーマシーンのようなもので足裏をスキャン。
そして片足ずつ足の細部を採寸。
ヒトは、意外と左右の足の大きさやカタチは違っているもの。
こうして基本計測データが完成☆
そして翌日出来上がったのが、夫の足型に合わせたシェル(外殻)部分とインナー。
その後、足型に合わせてインソールの形成。
K「どんな感じ?」
夫「温かくて柔らかいグミに乗ってる感じ♫」
足の指に沿って細かくカットしていく。
(いーなー。こんな風に贅沢に自分の足に100%合った靴を作ってみたい♡
もちろんスキーブーツではなく。)
インナーを足型に合わせるにあたり、フェルト地のパットを足に貼り付けていく。
この貼り方、貼る位置にも職人ワザがあるらしい。
シェル、インナー、インソールを組み立てたところで、靴下を履いて足を入れる。
この状態では3サイズくらい小さい靴で締め付けている状態だそうで、かなり痛いらしい。
(そんなテンソクのような痛みは想像するだけでイヤ...!)
なにか液体を混ぜ合わせて、ホースを通してインナーに注入。
わーー、これは見てる分にはおもしろい作業。匂いも無し。
後ろから入れた液体が足先から出て来てフォーム注入が終わり、かなり痛そうな状態で15分我慢。
セバスチャンが「シャンパンでも飲む?」と。
夫「み、水でいいです。」
S「マダムは?」
K「シャンパンいただきまぁす♡」
夫の痛みに耐える苦しそうな様子を見ながら呷るシャンパン、最高ね〜ッ。
K「痛い?」
夫「すんげー痛いよ...」
K「がんばってー」(口だけ)
フォームがかたまり、注入管を外して完成したStrolz(シトローツ)フルオーダーブーツ☆
シェルの硬さやフレックス、そしてカラーやバックルもいくつかのパターンから選べる中で、
ブラック&ホワイトのコンビネーションに。
フォーム注入後12時間で型が固定されるそう。
K「どう?」
夫「ノー・コンプレイン♡♥︎ 快適そのもの。明日からのスキーが楽しみだぜいっ!」
ま、まずいものが完成してしまった気がする...。
こんなものができたら今年こそスキー部廃部に持ち込む計画がおじゃんよ、おじゃん〜(>_<)と、
ちょっと困った気がしてきました。
夫「ケーコちゃんも作れば?」(引き続き"ちゃん"付け)
K「遠慮しとく。同じ予算ならパリで見たGiuseppe Zanotti(ジュゼッペ・ザノッティ)がイイ!」
おまけのパリは「キュートなニナ・リッチ」をBelle et Bonneで
⇒ http://belleetbonne.blog.fc2.com/blog-entry-875.html
à demain(^.^)/~~
<info>
Strolz(シトローツ)
Zürs 205, 6763 Lech, オーストリア
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