8 Rue de l'Humanité☆ヒューマニティ通り8番地
久しぶりにお家でシネマ☆
という訳で鑑賞したのは、Netflix(ネットフリックス)2021年作のフランス映画『8 Rue de l'Humanité』(ヒューマニティ通り8番地)。
舞台は、コロナ禍でパンデミック下でロックダウンされたパリのヒューマニティ通り8番地にあるアパルトマン。
アパルトマンに閉じ込められた住人たちは、新しい生活様式で、風変わりな隣人たちとも付き合うことになり…。
ネタバレなあらすじは割愛ですが、監督&出演は、Dany Boon(ダニー・ブーン)。
という訳で最初からクスクス笑ってしまうコメディ。
例えば登場人物の一人、フランソワ・ダミアンが演じるのはビジネスで成功したベルギー人。
こんな格好でシラーっとした顔で登場されたら思わずプププッ!
そんな彼は、アパルトマンの中でも一段と広い部屋に暮らし、最初は他のアパルトマンの住民をちょっと見下してます。
でも息子はとても気立ての良い子。
そんな息子に尋ねられた宿題の問いにも上手く答えらない、ちょっとおバカなパパ。
この手の笑いは以前はさほど笑えなかったのに、いつからかツボ…。
フランス映画のコメディは面白い!
都会にありがちな同じ集合住宅(アパルトマン)に暮らしていても、住人たちの間にはさほど接点がなく、勝手な憶測や妄想が広がる。
そんなお互いを知らなかった隣人同士、家族が徐々にお互いに知り、ぶつかり、そしてわかり合っていくストーリー。
コロナというこれまでに経験のない禍の中で受け止め方、対処も人それぞれ違い、家族の中でも衝突が起こり、リアルにコロナ禍で製作された作品だけあって、とても身近に感じる内容でした。
笑って、あるある!いるいる!な共感、ほっこり、そして最後はジーン。
社会全体が暗くなりがちな時にコメディという切り口で、笑いを混ぜながらもシニカルなメッセージも含んだ作品を作れるところにフランスらしさ、逞しさも感じられ、元気と忘れてはいけないことを感じる映画でした。
この映画をまたいつか観る日が来たら「そういえばコロナなんてあったよね」と思い出話のように話せる日が早く来て欲しいものです。
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パリの1枚。
この時期は街中のクリスマスツリーチェックが楽しい。
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