
"Villa d'Este" ~エステ家の別荘~
昨日のブログ、第14代ローマ皇帝ハドリアヌス帝の別荘を真似て16世紀にエステ家の
枢機卿イッポーリト2世が造ったのが"Villa d'Este"(ヴィラ・デステ=エステ家の別荘)。
場所は、ハドリアスヌ帝の別荘から車で15分ほどの小高い丘のティボリ地区。
16世紀半に枢機卿イッポーリト2世・デステがローマ教皇の座を巡る争いに敗れ、隠遁生活を
するために造りました。
たくさんの部屋があり、壁、天井はもちろん隅々まで余白なし!な感じで華やかに
彩られていました。
ただのそのところどころに、ローマ教皇になり損ねた未練?がたっぷりで、教皇を意識した
紋章・鷲がいたるところに・・・。
おもわず見惚れた廊下の天井にはモザイクが施され、そこには天使が☆
館内はサ~っと見たら外へ出ましょう♪
この館のウリは、高台から見下ろすカタチで広大に広がった庭園。
その広さ4.5ヘクタール!
一斉に水を吹きだす噴水!
思わず、ワ~と溜息が漏れました。
この庭園には、大小さまざまな噴水が500個ほどあるのです。
ギリシャ神話や、
ローマ神話をモチーフにしたもの、
迫力満点の「ドラゴンの噴水」、
贅を尽くして造られた噴水は、次から次と続きます。
見学コース上、建物の中を先に見てから庭園を見る順番になりますが、本来は別荘に人を
招いた際に、館に入る前に庭園をゆっくり散歩してもらい、さまざまな趣向で楽しませて
おもてなしをしたのだそう。
確かに歩いてまわるととても癒され、気持ちいい庭園。
中でも一番インパクトがあるのは、「オルガンの噴水」。
一日に何度か真ん中の扉が開き、パイプオルガンの演奏が始まるのです♪♪
それは、水圧を利用してオルガンが自動演奏されます。
この日はちょっと暑かったのですが、噴水を見たり、水しぶきの側を通って「涼」を得ました。
イタリア一美しいと言われる噴水庭園は本当にとても綺麗でした。
おまけは、Belle et Bonne☆
<INFO>
Villa d'Este(ヴィラ・デステ)
Tivoli, Piazza Trento, 5
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