
Welcome Dinner☆ついにインナーサークル?!
<スキーバカンスブログ@オーストリア>
滞在ホテルでの最初の食事は、ディナー☆
毎度書いてますが、そのホテルは3食フルボードのシステム。と言うのも、夏は人口80人の小さな村にはスーパー、コンビニはなく、食事はホテルで食べるしかないのです。
ダイニングは広々。
この村には基本的にはホテルしかなく、そのホテルがほとんど5つ星。
12年前、何も知らずに飛び込んだスキーリゾート地でしたが、実はなかなか閉鎖的でexclusiveな世界。
滞在中のディナーテーブルは、ずっと同じ席でいただきます。
自分で席を選べる訳でなく、初日にダイニングのマネージャーにアサインされたテーブルとなります。
さて、今年も去年と同じだろな〜と思いながら、マネージャー・クリフォードの後についていくと、「どうぞこちらに」と。
(手前の衝立の奥です↓)
K「え、ここ?びっくり...」
夫「ふふふ、ついに俺たちもインナーサークル入りですな」
K「・・・。私は前の席の方がいい、静かで落ち着いてて」
夫「ま、でもいい席もらったんだから変えろとは言えないでしょ。初めてここに来た日のこと思い出すよ、あのマウンティング・マダムのこと!」
にわかに思い出したマウンティング・マダム「ナタリー」(仮名)。
バーでシャンパンを飲んいた私達の元にやってきたナタリーが上から目線で熱弁。
あなたたち、ここは初めてでしょ。
ここはしっかりクラス分けされてるから。
代々家族で来ているドイツ人・オーストリア人とは別に、外国人は主張しないとダメよ。
あなたたちのディナーテーブルは、隅っこの新参者席。
あんなところじゃ嫌だって、ちゃんと言った方がいいわよ。
<前菜:シーザーサラダ>
K「・・・。」(夫よ、なんて答える?)
夫「そうなんですか。僕たちは、あの席は静かで気に入ってます。特に文句はありません」
B「そんな遠慮はダメだってば」
夫「問題なしです」
夫よ、よく言った。こんなマウンティングマダムに迎合することない!
<前菜:セロリのクリームスープ>
聞いてもいないが、自分のことを語り始めたナタリー。
ナタリーはアメリカ(どっかの田舎)からここに来るようになって10年。
でもそもそも自分はイギリス人なのでヨーロッパ育ちであることを執拗にアピール。
同じ外国人として(このホテルではドイツ・オーストリア人のお客さんが主流なので)負けないようにしましょ!な勢いだった。
そんなナタリーがいうところの、よい席がダイニングの真ん中、ホテルオーナーのファミリーテーブルとも近いインナーサークルエリア。
そんな席に案内されたもんだから、私はとても驚いた訳です。
<去年食べて気に入ったことを伝えたら今年も用意、そして毎晩ご用意しましょうか?と言われたFimschgerというラスクみたいなパン>
夫「アメリカだったら、バン!とお金さえ払えばいくらでもいい席にしてもらえたりするけど、こういうところがヨーロッパ的っていうんだろうな」
K「通ってなんぼ。一時のお金の問題じゃないというか、重ねる信頼関係とかね〜。品格も問われるのかもね。私たちの場合、ホテルオーナー夫妻が日本贔屓で仲良くなれたことで、たった10年でのインナーサークル入りですかね?!」
夫「ま、どーでもいいけど。俺はスキーをするのが目的だから」
<メイン:プライムリブ>
<サイドのポテト、サワークリーム&ハーブ乗せが美味しくて!>
K「ねぇ、さっきからあの左隅からこっちをチラチラ振り返ってる黒髪ショートのマダムがいるんだけど、知り合いだっけ?」
夫「え?」
「あーーーっ!あれ、ナタリーだよ」
K「えええ。こわっ!なんであんた達が!な視線てこと?!会ったらなんて返そう?」
夫「シラっと上から目線でリベンジしたら?!」
K「それができないのが小心者ケーコはんです」
<チーズは、毎晩ビュッフェスタイル。好きなものを好きなだけいただく>
一年ぶりのここでの食事を、初めての席で楽しみました。
とにかく周辺にはホテル以外に何もないために宿泊ゲストには食事の逃げが効かないため、どのホテルもとりわけ食事に力を注いでいます。
夏の間に南仏はじめサマーリゾートで働いたシェフたちは、その成果をこちらで披露。
<デザート:パンナコッタ>
これからどんな料理がいただけるのか楽しみです。
******K子のつぶやき******
右耳にピアスの穴は3つあるのですが、コロナ禍で2つはお休み状態でした。
が、今年2つめホールの復活⭐︎
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