パリの子ども事情

3月13日から.....パリの子どもたちは

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3/13日のパリの夕焼けの写真です。金曜日、長男は寄宿舎から大きな荷物を持って戻り、長女は日本語の授業を済ませ戻り、次女は最後のバレエレッスンを終えみんな家族が集まりました。ここからがスタートです。大きく変わるだろう生活にできるだけ楽しみを見つけて家で過す、この時なぜか悲観的な気持ちは湧いてこなかったのでした。

今日でパリの子どもたちは休校になって23日目。外出禁止になって22日目です。

フランスでは次々にいろんなことが決まって行き、この急展開によくみんな対応できているな! と、人間の底力を実感しています。

 

今日に至るまでのフランスの休校、外出禁止などの生活の変化を書き出します。

<3/11>寄宿舎にいる長男から電話。どうも来週から休校になるらしい。バレエのレッスンどうしよう。という内容でした。長女や次女の公立校からはまだ何も連絡はなかったけれど、確実にやってくる事態だと感じました。

<3/12:木曜日>マクロン大統領による緊急会見↓

この時点で2000人以上から1000人以上の集会を禁止。▲3/16月曜日〜保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学は全て休校。70歳以上の外出を控えるように。

<3/13>13時以降100人以上集会を禁止。

<3/14>深夜24時〜飲食店の営業停止

<3/16>マクロン大統領による2回目の会見↓

▲3/17の12時から15日間(4/1まで)の外出禁止。ライフラインの買い物、個人の運動、犬の散歩などなど....以外は外出しないように。外出の時は内務省サイトから証明書をダウンロードして必要事項を書いて持ち歩くこと。人との間隔を1メートル開けること。ファミリーの集いも禁止。一緒に住んでいる人以外とは会ってはいけない。

特筆したいのは、10日の間に2000人以上の集会の禁止から一緒に住んでいる人以外とは一切会ってはいけない、という政府の決定。これが意味することは、人との交流を断ち切ることでウィルスの拡散を防ぐということ。私たちにできることはただ一つ、家にいることなのです。

<3/24>マルシェの閉鎖、外出は今までの許された理由のままで1時間以内で家の1キロ以内、個人的スポーツも1キロ以内。。。。と規制が厳しくなる。

<3/25>外出証明書も変わり、家を出る時の時間を記入。

<3/27>外出禁止4/15まで更新

<3/29>夏時間/日本との時差7時間

<4/1>バカロレアテスト中止

<4/8>パリ市は10h00から19h00まで個人的スポーツ、散歩の禁止。

 

子どもたちの勉強のこと、ともだちとの交流、シェフやプロダンサーや音楽家のすばらしいシェア、20時の拍手、エッフェル塔のパヤパヤ点滅、、、こんな時期だけれど楽しいこともいっぱいです。もうすぐ一ヶ月。私たちはまだまだ大丈夫です!

 

 

 

 

 

 

 

 

松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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