パリの子ども事情

KILO SHOPのたのしみ <パリのバレエ事情>その後

このブログもなんと10年目に突入です。

子どもたちが大きくなるわけです。
16、13、11歳。
<パリの子ども事情>ではなく<パリのアドレッサンス事情>とか<ティーン事情>の方がしっくり来ますね!

 

子どもたちは3人とも、自分で洋服を選んで買います。

そこで、先日面白いイヴェントに行って来ました。

フランス中にあるEMMAUSが主催した、今パリでちょっとしたブームの販売方法、古着のキロショップ。

洋服の重さで値段を決めるのです。

ひとり1キロ=10ユーロで自分の好きな洋服を掘り出す! という決まりを作って会場へ!


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そこで次女が意外にも目利きだったという事実。

「あ!これfinger in the noseのジーンだ!」「このトラサルディのジーンパパにどうかな?」

「リーボックのスエットパンツめい君にどうかな?」などとどんどん掘り出して行く。

そして、それが楽しそう!

長男めいは一緒に行ったものの、すぐにめんどくさくなって帰ってしまった。

長女もえに関しては、週末の午前中に起きているわけがなく、結局次女みあとお買い物を楽しんだのです。

途中、長女に良さそうな服をメッセージで送りつつ。

 

 

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そう、この掘り出すことを楽しめれば、この先の人生楽しい! と、言い切ってしまいます。

パリの女の子はオシャレだけどお金をかけていない。

コツのひとつには古着を賢く取り入れる、という。

それがこの頃は老若男女全ての層に広まりつつあるように思います。

 

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11歳にしてその楽しみを覚えたら本当にこっちのもの。

お金の使い方を実践で覚えていくとっても良い機会でした。

次女の戦利品はデニム素材オンパレード。

finger in the noseは定価で80ユーロはくだらないし、ラングラーのデニムシャツはかなり古い年代のものでした。

 

この企画、なんと2月8、9日にもあるので、子ども達と繰り出す予定です。

 

info: VENTE AU KILO SOLIDAIRE EMMAUS alternatives

10h-19h

場所:LA HALLE DES BLANCS MANTEAUX

48, RUE VIELLE DU TEMPLE 75004 PARIS

 

 

 

 

そして<パリのバレエ事情>を読んでくださっていた方々へ、近況報告。

長男めいは去年の9月の新学期より、パリ・オペラ座の学校へ研修生として入学しました。

12月にオペラ・ガルニエ宮で行われたパリ・オペラ座学校の公開授業の模様がDANSERマガジンに掲載されています。

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次女みあは相変わらずコンクールに出場しつつレッスンを重ねています。

11歳、日本では中学に入学する年齢。

今後の進路方針も先生と話し合う時期だと感じています。

 

 

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松永麻衣子

 

ポパイからはじまりMCシスター、プチセブン、ラヴィドゥトランタンなどいろいろな雑誌でファッションエディターとして働く。

1996年に渡仏。子供3人の母でもある。

バレエに疎い私たちの元に育ったのにも関わらず、長男&次女はバレエダンサーを目指すことに。

5人家族に3匹の猫も加わって、 人間関係&猫関係も時々綴っていきます。 

 

パリ発おとなとこどものwebマガジン『chocolatmag』の編集長。 

http://www.chocolatmag.com/    

MilK JAPON WEB ダイアリー「パリの12ヶ月」 

http://milkjapon.com/writer/080_maikomatsunaga   

OPENERS BLOG 「パリところどころ」

http://m-matsunaga.blog.openers.jp/

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松永麻衣子

パリ在住ジャーナリスト

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