パリで今1番食べたい、セドリック・グロレのフルーツケーキ!
今回はインスタグラムで話題になって気になっていた、セドリック・グロレ(Cédric Grolet)のフルーツモチーフのケーキをご紹介します。
現在34歳のセドリック・グロレは2006年にパリを代表する老舗名門ホテル「ル・ムーリス」に入社後、2013年にはシェフ・パティシエまで登りつめました。「The World's 50 best awards」にて、ベスト・パティシエの栄光を獲得し、世界的に注目されるパティシエです。
2018年3月には、ホテルムーリスでしか食べられなかったセドリックのケーキが食べられる路面店「La Pâtisserie du Meurice par Cédric Grolet」がオープンしました。パリの中心であるチュイルリー公園とヴァンドーム広場を結ぶカスティリオーヌ通りに位置しています。
お店は12時からですが、売り切れ次第営業が終了だそうです。私は日曜日の14時頃にうかがいましたが、すでに多くの人々が行列を作っていました。
外からはパティシエの方々がシューケットにクリームを入れたり、クッキーの仕上げを行なっていました。旬のイチジクのタルトも、イチジクを丁寧に切って並べる姿を見ることができました。
ケーキ以外のヴィエノワズリーの香ばしいにおいが店内に広がっていました。
フランスのパティスリーには、日本のようにイートインスペースはありません。ケーキは基本的に持ち帰りとなります。最大2時間までとお店の方から伺いました。
この日のケーキは左からレモン、サントノーレ、イチジク、リンゴ、パリブレストの5種類。
まるで宝石のようなケーキたち。季節によってフルーツのケーキは違うようなので、行くたびに楽しむことができるのも魅力ですね。
私は迷った末、リンゴ、イチジク、レモンを選び、公園で記念撮影をしました。芸術作品のような美しさです。
別の角度からも。
レモンとリンゴは、表面が艶々していますが外側は極細のホワイトチョコレート。中は生クリームのガナッシュと果肉のコンポートのようでした。
まるで本物の果物のようです。
少し大きめかなと思ったのですが、フルーツモチーフのケーキは、ほとんどの部分が果肉のコンポートなので、重すぎず、軽すぎず、ちょうど良かったです。特に、レモンは酸味があり、残暑にぴったりの味。リンゴの種類は、ピンクレディー(クリプスピンク)という品種で、フランスのスーパーでよく見かけるリンゴです。とても親しみがある品種だったので、これがどのようにケーキで再現されているのか味わうのが楽しみでした。案の定リンゴの甘酸っぱさがよく生かされている満足感のある一品でした。
イチジクのケーキは、種のプチプチした食感と柔らかい甘さが特徴的でした。
住所: 6, Rue Castiglione 75001 Paris
営業時間: 12:00から売り切れ次第終了
定休日: 月曜
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