
ギメ東洋美術館で「大名(DAIMYO)」展開催
ギメ東洋美術館(Musée Guimet)で「大名」展が開催中です。
Daimyo - Seigneurs de la guerre au Japon
2月16日から5月14日まで。
この「大名」展は3会場で開催しています。
●第1会場 l’Hôtel d’Heidelbach. 19 avenue d’Iéna, 75116 Paris.
●第2会場 ギメ東洋美術館
●第3会場 パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo) 13 avenue du président Wilson, 75116 Paris.
ギメ美術館とパレ・ド・トーキョーは徒歩で行けるほど近所なので、行っても良いかもしれません。
館内に入るとすぐ荷物チェックとチケット売り場がありました。
今回の「大名展」は15世紀から19世紀にかけて使われていたであろう
鎧や武器、織物が展示されています。
驚くべきは、日本から貸し出されたものはなく、全てフランスから来ているそうです。
美術館の収蔵品から、個人蔵のものまで。
ガラスケースに入っているわけでもないので、
隅から隅までをじっくり見ることができました。
まるで対面するように展示されており、ズッシリとした存在感から
まるで生身の人と向かい合っている感覚に陥ります。
多くのフランス人が訪問していて
熱心に観察していらっしゃる方が多かったです。
とはいえ私も
こんなにたくさんの鎧兜を目にすることは初めてでした。
細かな作りに息をのみます。
背景の赤と白も綺麗です。
私は、清少納言の「枕草子」の一文、
春は曙。やうやう白くなりゆく山際、すこしあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
を思い出しました。
今年はパリで日本に関するたくさんの展示やイベントが開かれるようです。
日本とフランスの輪がますます広がっていくと良いですね。
▶︎ギメ東洋美術館(Musée Guimet)
6 Place d'Iéna 75016 Paris
http://www.guimet.fr
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