パリで夢を見ている

パリ16区にあるルイヴィトン美術館「Fondation Louis Vuitton(フォンダシオン ルイ・ヴィトン)」

2014年にパリ16区のブローニュの森内に開館したルイ・ヴィトン財団美術館「フォンダシオン ルイ・ヴィトン(Fondation Louis Vuitton)」は、LVMHおよびクリスチャン・ディオールのCEOのフランス人実業家、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)から依頼を受けたアメリカの建築家、フランク・ゲーリー(Frank Gehry)が設計を手掛けました。

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現代アートを発見する場所として、常設展示の所蔵作品や企画展やイベントを通して、訪問者に文化的経験を提供しています。

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幾何学的なカーブや線と12枚のガラスは、建物に透明感を与えています。

青空によく映える美術館です。

フランク・ゲーリーのデッサンや模型も見ることができました。

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このユニークな建物は、地下一階から地上四階まであり、全て展示室となっています。

受付でフロアマップをもらうと、スムーズにまわることができます。

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2019年8月26日まで開催中の「ルイ・ヴィトン財団コレクション展 ー絵画:作品の新しい選択ー」では、1960年代から今日までの所蔵作品が展示されています。

フロアごとにそれぞれ多様性に満ちたテーマで展開されています。

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ジョアン・ミッチェル(Joan Mitchelle)は、1968年にクロード・モネが住んでいたパリ近郊の村に移り住みました。

絵画を描くときの身振りに与えられた重要性と純粋な色の選択は、風景の内面化されたビジョンをあらわします。

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ウェイド・ガイトン(Wade Guyton)は一見、大きな絵画に見えますが、実はアーティストが自分の携帯電話で撮ったスタジオの床の写真です。

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レイモンド・ヘインズ(Raymond Hains)は1950年代半ばに、公共の場のポスターを採取しました。

この作品「無題」は、南仏ニースの街で見つけられた金属板の看板から作られた作品の一部です。

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広い意味で「絵画」を理解できる、良い機会だと思います。

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展示室最後は、草間彌生さんの「Infinity Mirror Room」がありました!!

一度につき4人のみ入室が制限されるくらい小さな展示室の壁面に鏡が引き詰めれていて、

鏡の無限の世界が広がります。

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3年ほど前に、六本木の国立新美術館で草間彌生さんの個展を見て以来、草間さんの作品を見ていませんでしたが、パリで見ることができ、嬉しかったです。NYに行く前は、もともとフランスにいらっしゃる意図があった草間さん。もしフランスでアートを学ばれていたら、どのような作品を製作されていたのか、と思いを馳せました。

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最上階には野外テラスがあり、パリの街並みを見渡すことができます。

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一方、「コートールド・コレクション」展では、世界有数の印象派コレクションの中で最も重要なコレクションの1つであるイギリスの実業家および美術コレクターのサミュエル・コートールドのコレクションを紹介しています。

マネの傑作「草上の昼食」(Le Déjeuner sur l'herbe)

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「フォリー・ベルジェールのバー」(Un bar aux Fplies Bergères)やドガの絵画や彫刻などの有名作品を見ることができました。

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また、地下にはフォトジェニックなスポットがあり、写真を撮っている人がたくさんいました。

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自然に囲まれたルイヴィトン財団美術館は、週末は家族連れで賑わいます。

パリの観光新名所として、ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。

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