リスボン小旅行*2
さて、ちょっと間が空いてしまいましたがリスボンのことをもう少しだけ。
せっかくリスボンに来たので
電車で40分ほどでいくことのできるシントラへ足を延しました。
王族や貴族の避暑地だったシントラの山の中には宮殿や豪邸が数多くあり、また
その景観は世界遺産に登録されているほど素晴らしいのです。
わたしが訪れたのはシントラ宮殿とペーナ宮殿のふたつ。
お天気は小雨がちらつき、霧がかっていました。
普段なら晴れを望むところですが、霧に霞む街がまた幻想的で素敵でした。
シントラ宮殿
19世紀後半までポルトガル王家が住んでいた王宮で、もとはイスラム教が残した建物に歴代の王が増改築を繰り返して現在の様子になったそうです。
一番印象的だったのはこの白鳥の間。
全て違う姿の27羽の白鳥が描かれています。
美しいアズレージョに素晴らしいベネチアングラスのシャンデリアなど。
ほかの広間もそのデコレーションに見入ってしまいました。
ペーナ宮殿
様々な様式を取り入れたこの宮殿はカラフルな外壁が印象的で、
こんな風に霧の中を進んで行きながらお伽話の中に迷い込んでいくようでした。
厨房では料理に使われまさまざまなモチーフの型が並べられていました。
こんなふうに形どられたものが並ぶテーブルはまさに夢のような世界。
どこを切り取っても絵本の中の世界。
今回は見学できなかった庭園もとてもきになります。
シントラは日帰りで訪れるのに人気ですが、それでは足りないくらいなかなか見どころが多いのです。
また行く機会があれば、もう少しゆっくりと滞在したいものです。
花と緑に溢れる春や夏の庭はきっと素敵に違いない*
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