フランスの「アール・ド・ヴィーヴル」に惹かれて。
はじめまして。
フラワースタイリストの守屋百合香です。
東京とパリを拠点に、花の仕事をしています。
2つの都市を行き来する生活は、今年で5年目になります。
もともとは20代後半、パリのフローリストたちの花に惚れ込んで一念発起し、花修行のために渡仏したのが始まりですが、
今になって思うのは、私がパリに惹かれ続けている最大の理由は、
花はもちろん、フランス人のもつ感性や人生哲学なのだということ。
フランスには、" l'art de vivre "(アール・ド・ヴィーヴル=暮らしの芸術)という考え方があります。
それは、「日常風景のあちらこちらに美を見出す、感性豊かな生活」を大切にしている、フランス人の生活美学とも言えるもの。
彼らの暮らしに、花は、ごく当たり前のように溶け込んでいます。
花の蕾が綻んでゆくところから、咲き誇り、朽ちてゆくまで。
日々の暮らしの中で、その一瞬一瞬の表情を愛する感性の豊かさや心のゆとりは、人生を深く味わう秘訣でもあるように感じます。
このブログでは、パリの花と日々の暮らしを綴ってゆく中で、
人生を楽しむヒントを探すことができれば良いなと思っています。
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