【フィガロジャポン35周年企画／35人のパリジェンヌ】 縦横無尽に役を生きる俳優、レア・セドゥ。

Lea Seydoux
レア・セドゥ 
俳優

「女性は男性と同じ権利を持つべきよ」

フィガロジャポンのインタビューで、尊敬する俳優にカトリーヌ・ドヌーヴの名前を挙げたレア・セドゥ。その理由は「独立心のあるファム・ファタルだから」と言うが、彼女もまた現代フランス映画界におけるファム・ファタルといえよう。侯爵夫人、アルコール依存症、レズビアン、女王の朗読係、ボンドガール......と、多彩な役柄をカメレオンのように見事に演じ、観客を釘付けにする。フィガロジャポン2014年1月号ではまさに、「千の顔を持つ、誘惑する女」と題してレアにクローズアップする特集も。

ファッションフリークを自称するレアはルイ・ヴィトンのアンバサダーとして活躍する一方で、社会活動に参加する一面も。服を着替えるように役柄に憑依するレア。その奥には人間としてのピュアな意志が貫かれている。