Paris 連載

今週のPARIS

新シェフ・パティシエールによる
ラデュレの美味しい冒険。

今週のPARIS

パリと同時に日本でもオープンしたポップアップストア。日本は終わってしまったけれど、パリでは8月末まで継続中なので、ブラインド・テイスティングのマカロンを食べそびれた人は、ぜひ! 見た目は同じベージュ色だが、フレーバーは6種のマカロン。ピンクならバラ、黄色ならレモン......と、色で見分けて食べ慣れているマカロンの色がなくなったら!? 新しいシェフ・パティシエールのクレール・アイッツレールによる、新しい提案だ。食後に仲間とマカロンの味あてゲームも楽しいだろう。ピンク色に包まれたスペースは空間自体はそれほど広くないが、パティスリー売り場とは違って、ゆったりとした気分で買い物ができる。この機会を利用して、大理石の見事なカウンター、天井に描かれた空、壮麗なシャンデリアなど店内のインテリアもぜひ味わいたい。

01_02-weeklyparis-160621.jpg

左:ブランド・テイスティングを楽しめる6種のマカロン。1点ずつの販売はなく、6個入りボックスと、12個入りボックスの2種のみ。味についての説明は、ボックスの奥にひそめられている。6種の味のうち、2種は週替わり。
右:クレール・アイッツレール。銀座のベージュ・アラン・デュカスでデザートを担当していたので、日本ではすでに有名だろう。

03-weeklyparis-160621.jpg

ショッキングピンクに包まれたポップアップストア。アーティストのイリナ・ヴォルコンスキーによるゴールドの文字が壁を飾る。

さて、このホップアップストアでは、もうひとつの話題がある。それは6月21日から販売が始まった冷たいデザートのDarling Iceだ。ティールームで味わうこともできるが、購入できるのはここだけ! フレーズ・シャンパーニュ、ローズ・フランボワーズ、ショコラ・キャラメルと3種の甘くて冷たい誘惑の、どれに乗ろうか。味だけでなく食感も異なると聞くと、全部試してみたくなる。

04_05_06-weeklyparis-160621.jpg

左から、フレーズ・シャンパーニュ、ローズ・フランボワーズ、ショコラ・キャラメル。1人用6ユーロ、3人用18ユーロ、6人用32ユーロの3サイズあり。

クレールによるパティスリー創作の第一弾は、この春に発表されたルリジュウーズ・フレーズ・ヴェルヴェーヌだった。6月半ばには、彼女による新しいケークが! これは冷煎した紅茶「マリー・アントワネット」がベースとなっていて、バラの香り、柑橘類、ハニーがほどよくミックスされた繊細な味のケーキである。ヴェルサイユ宮殿の瀟洒な庭の自然と華やぎを同時に感じさせる微妙な味わいが魅力。ティータイムのお供にしたい。これらは、ポップアップストアの隣で従来のパティスリーと一緒に販売されている。

07_08-weeklyparis-160621.jpg

左:ルリジューズ・フレーズ・ヴェルヴェーヌ。右:ケーク・マリー・アントワネット。

Pop-up Store Ladurée
21, rue Bonaparte 75006 Paris
Tel. 01 44 07 64 87
営)10:00~18:00
無休

4
Share:
清川あさみ、ベルナルドのクラフトマンシップに触れて。
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
2024年春夏バッグ&シューズ
連載-鎌倉ウィークエンダー

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories