ラオスは、これからの季節、10月から3月頃までが、旅のベストシーズン。雨も少なく、空気もドライで、タンクトップの素肌に心地よい風を感じる気持ちよさは格別!
ラオスを訪れる人が、必ずと言っていいほど訪れるのが、ルアンパバーン。ラオスらしい美しい町並みは、町まるごとが世界遺産。ランサーン様式の屋根をもつ寺院は、洗練されたカーブのラインが何とも見事。フランス統治時代の影響を受けたコロニアル調の木造建築は、素朴ながらもチャーミングです。
カーン川とメコン川の合流地点に位置する、緑豊かなルアンパバーンには、近年、ヴィラを改築した豪奢なホテルや世界的ブランドのホテルも多くできてきました。でも、個人的に大好きなのは、川沿いに立つ木造家屋を改装した小さなブティックホテルに泊まって、リバーサイドでのステイを楽しむこと。
メコン川やカーン川沿いに立つホテルに泊まるよさは、まず、世界遺産エリアの中心にありながら、繁華な通りからは少し離れているので、静かなステイが楽しめること。ワット・シエントーンをはじめとする寺院や人気のレストラン、クラフトショップにも歩いて行ける絶好のロケーションです。雰囲気もいいし、料金もお手頃。
例えば、メコン川に面した「ザ・ベッレリーヴ・ブティック・ホテル」は、3軒のコロニアル調の建物を改装した、愛すべき小さなホテル。すべての客室からメコン川が眺められます! レストランがあるのは、細い通りを挟んだ川沿いのオープンスペース。滔々と流れるメコン川を眺めながら、お気に入りのビーチサンダルを履いて、時間を気にせず、ゆったり朝食を食べていると、アジア旅ならではのゆる〜い気分に満たされます。
早朝、僧侶たちが托鉢する光景を眺めるのも、混雑する本通りではなく、ホテル近くの1本裏通りの方が、のんびり。地元の人々の敬虔な想いに触れることができますよ。
99 Baan Phonehueang, Riverfront , Luang Prabang, Laos
料金:テラスルーム120USドル〜、バルコニースイート210 USドル〜
●問い合わせ先:
tel:856-71-260-733
thebellerive.com/ja/

Michiyo Tsubota
旅エディター・ライター
編集・広告プロダクション勤務を経て、フリーランス。女性誌や旅行誌を中心に、旅の記事の企画、取材や執筆を手がける。海外渡航歴は70カ国余り。得意分野は自然豊かなリゾート、伝統文化の色濃く残る街、スパ、温泉など。