第42回カルポー・ダンス賞はコリフェのルナ・ペニェが受賞。

1月16日、オペラ・ガルニエのロトンド・デュ・グラシエにて第42回カルポー賞の授賞式が行われた。カルポー賞は24歳以下のコール・ド・バレエのダンサーが対象で、1982年の賞創設以来これまでの57名の受賞者の多くがプルミエ・ダンスール、エトワールに上がっている。たとえば2021年度の第39回の受賞者はブルーエン・バティストーニとギヨーム・ディオップだった。受賞後ふたりはオペラ座のピラミッドを上がり、現在エトワールである。コール・ド・バレエのダンサーにとっては大きな励みとなる栄誉ある賞だ。

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授賞式より。セルクル・カルポーのプレジデントであるカトリーヌ・ドゥ・ピモドン、ルナ・ペニェ、バレエ学校長エリザベット・プラテル、バレエ団芸術監督ジョゼ・マルティネス。photography: Michel Lidvac

第42回、カルポー賞が授けられたのはルナ・ペニェ(コリフェ)だ。セレモニーで芸術監督がエピソードでもあげていたが、おっとりとした笑顔が魅力的なダンサーである。2011年にオペラ座バレエ学校に入り、2019年に入団。2022年の昇級コンクールでカドリーユからコリフェ(2023年1月からコリフェ)に。このコンクールでは課題曲にルドルフ・ヌレエフの『ライモンダ』第2幕のライモンダのヴァリアッションを果敢にも選び、落ち着きを持って丁寧に踊り、1位で昇級を決めたのだ。その後、『くるみ割り人形』では妹クララ役、『ジゼル』では収穫のパ・ド・ドゥをオーレリアン・ゲイと踊るなど配役にも恵まれている。入団以来、先輩ダンサーのマリーヌ・ガニオ(スジェ)に仕事を見てもらっているそうで、受賞時のスピーチでもマリーヌに多大なる感謝の言葉を述べていた。今後は、『眠れる森の美女』のセカンド・ヴァリアッションを踊る予定だ。

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芸術監督ジョゼ・マルティネスがスピーチ。photography: Mariko Omura
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マリーヌ・ガニオと。photography: Mariko Omura

仲間たちに愛されているようで、受賞会場には大勢の若いダンサーたちが彼女の祝福に集まっていた。とりわけ彼女はギヨーム・ディオップと学校時代からの仲良しで、2年前にはエトワールの彼とロンドンのコヴェント・ガーデンで行われたガラで一緒にステージに立っている。パリ・オペラ座の舞台でもふたりが一緒に踊るのをいつか見ることができることを期待しよう。

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集まったオペラ座の友人ダンサーはルーシー・ドゥラヴィーニュ、フランソワ・ルブラン、桑原沙希、マリーヌ・ガニオ、ギヨーム・ディオップ、ケイタ・ベラリ、カン・ホヤン、イザック・ロペス=ゴメス。photography: Michel Lidvac
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仲良しのギヨーム・ディオップと。phtotography: Mariko Omura

editing: Mariko Omura

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