来年の夏は思い切って、オペラ座ダンサーとクルーズの旅に出る!?
パリとバレエとオペラ座と 2025.12.02
パリ・オペラ座バレエのファンにとって気になる企画ながら、日本まであまり伝わっていない情報がある。それは2024年からスタートしたクルーズ船の会社Ponantとパリ・オペラ座の提携によるゴージャスなプログラムが待つクルーズの旅だ。来年、再来年の参加ダンサーが発表されたので紹介しよう。日本から参加の場合はヨーロッパまでの往復航空運賃を、クルーズの費用にプラスする必要があるのが難であるが......。
2025年度の旅の映像と、参加者が語るダンス、ダンサーたちとの出会い。
2026年の夏の旅先は地中海で、予定されている参加ダンサーはロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)、フロラン・メラック、クレール・テセール、ニコラ・ディ・ヴィコ。7月26日から8月6日までで、出発地・最終地ともにニースだ。費用は1名5,899ユーロ~。2027年は大西洋の旅で、こちらは8月6日から8月15日。ポルトガルのリスボンで乗船し、フランスのボルドーで下船という10日の旅で1名5,490ユーロ~。参加ダンサーはアマンディーヌ・アルビッソン(エトワール)とロレンツォ・レッリ、そしてほかにも4名のダンサーが予定されている。通常のクルーズの旅に加え、船上ではダンサーたちによるミニショーが開催され、参加型クラスレッスンやトークショーも。さらに寄港地の劇場でもショーを行うというプログラムが毎回用意されている。来年はこれにパリ・オペラ座バレエ学校の教師ヤン・サイズによるクラシックダンスへの手引きレッスンも加えられるようだ。

寄港地の劇場でソロ作品『Evil』を踊るドロテ・ジルベール。彼女のインスタグラム(@dorotheegilbert)より。

船上で踊るカン・ホヒュンとイザック・ロペス=ゴメス。彼女のインスタグラム(@hohyun___kang)より。

レミ・サンジェール=ガスネールと踊ったローデリンヌ・ショール(2022年入団、カドリーユ)のインスタグラム(@laudeline.schor)より。
初回の2024年はアテネに始まりヴェニスで終わるというクルーズで、参加したのはエトワールのヴァランティーヌ・コラサントとマチュー・ガニオ、そして若手ダンサーたち。2025年は7月24日から8月3日にかけて、バルト海のクルーズだった。この時のダンサーはドロテ・ジルベール(エトワール)、カン・ホヒュン、イザック・ロペス=ゴメス、レミ・サンジェール=ガスネール、マニュエル・ガリド、アリシア・ヒディング、ローデリンヌ・ショール。その時の雰囲気は上記のYouTubeから、あるいは参加ダンサーたちのインスタグラムをチェックしてみよう。そして来年、再来年に向けていまから貯金を始める??

2025年のクルーズ参加ダンサーたち。左2人目からローデリンヌ・ショール、マニュエル・ガリド、アリシア・ヒディンガ、ドロテ・ジルベール、セバスチャン・ベルトー、カン・ホヒュン・カン、イザック・ロペス=ゴメス。インスタグラム(@laudeline.schor)より。
https://www.operadeparis.fr/infos-pratiques/croisiere-ponant
www.ponant.jp
2026年開催 地中海の旅はこちら
2027年開催 大西洋の旅はこちら
editing: Mariko Omura





