フィガロジャポン7月号から始まった、新連載「朝から美食遺産」。フリーエディターの小長谷奈都子が、朝食のおかずに最適な逸品を、日本各地からご紹介。
やいづ善八のさくさく鰹ふりかけ
子どもは正直。このふりかけを炊きたてのご飯にかけて出すと、皆すごい勢いでおかわりをする。作っているのは、1868年に静岡県焼津市で創業した出汁の老舗による、やいづ善八。焼津産のカツオ節と、カツオの煮汁を煮詰めた日本古来の調味料、堅魚煎汁(かたうおいろり)を合わせた贅沢なカツオ出汁「やきつべのだし」が看板商品。ふりかけにはその自慢の出汁と焼津産のカツオ枯節、濃口醤油を使用。化学調味料無添加の優しい味わいだ。さくさくの食感を楽しむにはふりかけがいちばんだが、カツオの旨味がしんなり染み出るおにぎりもまた格別!
小長谷奈都子(エディター)
フィガロジャポン編集部を経て、結婚を機に、2012年より京都暮らしをスタート。フリーランスの編集者、時々女将。京都の美味と美意識に魅了される日々。
フィガロジャポン編集部を経て、結婚を機に、2012年より京都暮らしをスタート。フリーランスの編集者、時々女将。京都の美味と美意識に魅了される日々。
*「フィガロジャポン」2022年3月号より抜粋
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