フィガロジャポン2021年7月号から始まった連載「朝から美食遺産」。フリーエディターの小長谷奈都子が、朝食のおかずに最適な逸品を、日本各地からご紹介。
逗子葉山常備菜研究所の葉山のしらすと季節の野菜のふりかけ
逗子駅前のローカルなスーパーで見つけたこちらは、逗子在住のフードコーディネーターが地元の食材を使って手作りで仕上げる"瓶詰常備菜"シリーズのひとつ。味見にシラスをつまんでみたら、カリカリの食感と凝縮された旨味に手が止まらなくなった。シラスは葉山真名瀬漁港で水揚げされたもので、長く楽しめるようにと低温熟成で乾燥させ、余剰野菜をドライ加工したものと合わせている。ふりかけ、おにぎり、トーストのトッピングと忙しい朝に大活躍。季節野菜が使われるので、夏はトマト、冬はユズなど、時季によって内容が変わるのも楽しみだ。
*「フィガロジャポン」2023年11月号より抜粋
小長谷奈都子
フィガロジャポン編集部を経て、結婚を機に2012年より京都暮らしをスタート。フリーランス編集者。やんちゃな3人兄妹の母として子育てに奔走中。
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