朝から美食遺産 31 氷見の美味を味わえる、贅沢などんぶり。

フィガロジャポン2021年7月号から始まった連載「朝から美食遺産」。フリーエディターの小長谷奈都子が、朝食のおかずに最適な逸品を、日本各地からご紹介。

氷見まちづくり発酵氷見とろごはんの素

新米のおいしい季節。どんぶり一杯もペロリと食べられそうなおともを発見。富山県氷見特産の海藻、ナガラモを出汁と塩麹で味付けし、ヤマイモ、イクラと三層になるように瓶詰め。ご飯の上で瓶をひっくり返せばたちまち三色丼に。ねばねば、とろとろ、ぷちぷちの食感と、磯の香りでご飯が進むこと。ナガラモの正式名称はアカモクで、丈夫な骨を作る、コレステロールを下げるなどといわれており、健康にも美肌効果など美容にもうれしい栄養素がいっぱい。賞味期限の短さにちょっとひるむけれど、それも保存料無添加ゆえ。おいしくてすぐなくなるので心配ご無用！

＊「フィガロジャポン」2024年1月号より抜粋