フィガロジャポン2021年7月号から始まった連載「朝から美食遺産」。フリーエディターの小長谷奈都子が、朝食のおかずに最適な逸品を、日本各地からご紹介。
木の屋石巻水産のまぐろ尾肉大和煮
木の屋石巻水産はクジラや三陸の魚を使い、無添加・無着色で素材のおいしさを大切にする宮城県の缶詰メーカー。シックなパッケージと「希少部位」「コラーゲン」の文字に惹かれて買ったのは、大きいマグロからわずか3缶分しか取れない尾肉の部分のみを、地元石巻の無添加醤油と鹿児島県喜界島産の砂糖で甘辛く煮たもの。いちばん運動する尻尾部分の引き締まった身の食感とボリュームに、ごちそう感さえ漂う缶詰だ。さらに希少な「頭肉」の缶詰もあって、そちらは限定品。ちなみに見つけたのは日本中の銘酒が揃う京都の老舗酒店。お酒のアテにも最高です。
小長谷奈都子 エディター
フィガロジャポン編集部を経て、結婚を機に2012年より京都暮らしをスタート。フリーランス編集者。やんちゃな3人兄妹の母として子育てに奔走中。
フィガロジャポン編集部を経て、結婚を機に2012年より京都暮らしをスタート。フリーランス編集者。やんちゃな3人兄妹の母として子育てに奔走中。
*「フィガロジャポン」2024年3月号より抜粋
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