ホテルグランバッハ東京銀座 狩野派ゆかりの銀座に誕生した、上質感あふれる美しきホテル!

文/せきねきょうこ

東京銀座5丁目、ホテルが居並ぶロケーションに、年の瀬が迫る2021年11月30日、「ホテルグランバッハ東京銀座」が開業しました。文化も伝統も華やぐストーリーに包まれる銀座は多くの人々に愛され、産業界、ビジネス界においても憧れの街として君臨しています。東京での一流のロケーションに、またひとつの新たなホテルストーリーが幕を開けました。

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角地に立つスマートなホテル棟の夜景。1階のレストランは外からのゲストも気軽に入れる。photo: GrandBach TOKYO GINZA

小・中規模のホテルが多く点在する5丁目界隈。そのとっておきの角地に誕生した「ホテルグランバッハ東京銀座」は、狩野派ゆかりの土地でもありました。

狩野派とは日本絵画史上最大の画派であり、室町時代中期(15世紀)から江戸時代末期(19世紀)まで、常に画壇の中心を占めていたと伝わります。ホテルのメインエントランス横には、中央区教育委員会による小さな看板が立てられ、奥絵師(狩野四家)の中でもっとも繁栄した、優れた絵師を多く輩出した木挽町狩野家「狩野画塾跡」の詳細が記されています。ホテルが建つのは、その狩野派が活躍した舞台であった歴史ある土地なのです。

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ホテル2階に造られているロビーはチェックイン・アウトのカウンター、ロビースペース、奥はカフェラウンジとバーラウンジ。ロビーラウンジの中央部にはグランドピアノが置かれ、ホテルの名にもあるバッハの名曲の生演奏も。photo: GrandBach TOKYO GINZA

 「ホテルグランバッハ東京銀座」のコンセプトは、ホテル名「GrandBach」から想像される通り、「食と音楽が奏でる癒し」をテーマに、「バッハ(音楽家)とウェルネスキュイジーヌで心身が癒されるステイ」と謳っています。1階にはその食と音楽を楽しめる、ホテルのメインダイニング「ヴァルト ハウス森の家」がウェルネスキュイジーヌを提供しています。また、スタイリッシュでありながら奇をてらわない落ち着いたムードのロビーにはグランドピアノが置かれ、上質感の中にもカジュアルなもてなしの行き交う雰囲気の中で、時折ピアノの生演奏が流れ、思わず聞き入ってしまいます。

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壁に飾られたバッハの肖像画と彼の楽譜や、木挽町狩野派とJ.S. バッハへのオマージュなどアートピースが館内随所に。photo: GrandBach TOKYO GINZA

ところで、なぜホテル名にドイツの音楽家の名が使われたかを、ホテルの責任者に尋ねてみました。すると運営会社の代表取締役会長が青春時代に米国コーネル大学で送っていたキャンパスライフに発端がありました。知らない土地、言葉も文化も違う環境で過ごす学生時代に、心穏やかにしてくれたのがバッハの曲だったというのです。以来、現会長はバッハをこよなく愛し、いまもなお、心を癒す音楽として人生を共にしているという心温まる逸話が隠されていました。ちなみに、ホテルのロゴの森はJ.S.バッハの故郷“テューリンゲンの森”をイメージしたものでした。

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角部屋で窓が大きく明るく快適な「コーナーキング」(43㎡)。収納に対する細かい配慮や、使い勝手の良さに経営陣の思い入れを感じる。photo: GrandBach TOKYO GINZA

客室数は全144室でタイプはさまざまに揃っています。チェックイン後の部屋に入ると、J.S.バッハの名曲『Air on the G String(G 線上のアリア)』が流れ、同時にロールスクリーンが上がり銀座の街が一望できる“おもてなし”のサプライズです。一方で、私は自身が滞在した客室のインテリアに驚かされました。木彫の落ち着いた部屋には住まいのように収納が多く、客室造りに細やかな気遣いと、使い勝手を考えた丁寧な造りに驚かされました。さらに高品質なバスタオルや室内着の快適さ、サウンドバーや加湿器、ジュエリーボックスなどルームアメニティの充実も快適でした。

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同じ「コーナーキング」の客室で窓を開け放ったリビングスペース。photo: GrandBach TOKYO GINZA

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1階レストラン、「ナチュラルダイニング ヴァルト ハウス」(ドイツ語で“森の家”の意味)の入り口。奥に見えるのは外部からのゲスト用入り口。photo: GrandBach TOKYO GINZA

 1階のナチュラルダイニング「ヴァルト ハウス森の家」では、旬の食材を用いて作られるウェルネスキュイジーヌが自慢です。たとえば、いま現在人気を得ているのは冬のコースで、テーマを「インナーケア」と謳っています。発酵食品、食物繊維、オリゴ糖を加えた最強腸活メニュー。見た目もカラフルに美しく、だしや調味料も動物性食品フリー。ウェルネス・フードコンシェルジュが提案する健康的で、おいしい食事がいただけるのは本当に嬉しいこと。一方で、ウェルネスランチコースでは、料理ひとつひとつのカロリー計算までされ、身体に優しい選択も可能です。

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野菜が主役の料理は体を温める根菜類やエネルギーとなる食材を用いて作る、見た目も美しく美味しい。photo: GrandBach TOKYO GINZA

料理には信頼性を感じました。流行りを追うのとは異なり、人の免疫機能アップや骨の健康、腸活、美肌づくりまで徹底し、人に必要な栄養素やビタミンを料理に採り入れています。こだわりの背景を覗いてみると、ホテル運営会社である株式会社グリーンホスピタリティーマネジメントの親会社「株式会社グリーンハウス」は、今年、創業75周年を迎えます。さまざまなジャンルの産業界、企業、学校、大学へ「食と健康の総合ホスピタリティ企業」を掲げ、食を通して人々の健康を支えてきました。なるほど、期待値を超えるサービスを目標に運営する“食のプロ”集団であることを知り、信頼感に通じる管理栄養士の有資格者が多い企業である理由が分かったのです。

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冬のウェルネスランチコース「からだがよろこぶインナーケア」の一例。発酵食品や食物繊維、オリゴ糖など相乗効果を考え体内から元気とキレイを目指す腸活メニューコース。photo: GrandBach TOKYO GINZA

ホテルグランバッハ東京銀座
東京都中央区銀座5-13-12
Tel:03-5550-2222
www.grandbach.co.jp/ginza

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

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