THE SHINMONZEN~京都/祇園~ 伝統薫る祇園の街角で、名シェフのアートな料理を楽しめるホテルへ!
ホテルへBon Voyage 2023.05.16
京都祇園を流れる白川の畔、祇園新橋周辺。市の特別保全修景地区であり、国の伝統的建造物群保存地区にも指定され情緒あふれる風景が残っています。もともとこの地区は美術の栄えた一角であり、新門前通にはいまも老舗のギャラリーが点在しています。
![1/新門前外観Exterior_1.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/3e9702eab7afbc26c749e0cc1ff7e62eaf76ecbe.jpg)
この川畔に、わずか9室のスモールラグジュアリーホテル「THE SHINMONZEN」がソフトオープンしたのは2021年12月。洒落たのれんの奥に広がるとっておきの高級感はホテルとしても、アートを楽しむ美術の邸としても、これまでの京都にはなかった優れたセンスが光り、まるでモダンアート美術館のような空間です。
![2/客室テラスSUISHO.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/2271ca55932d4d08b4be3d27c3bb71a15d311c15.jpg)
南仏プロヴァンスのアートホテル「Villa La Coste(ヴィラ・ラ・コスト)」と同じオーナー、そして世界的な建築家、安藤忠雄氏が設計に関わりました。祇園で唯一と言っていい、インターナショナルなホテルとしてのデビュー。上質感に満ちた空間や部屋はアートに包まれています。ただ、1階に造られ、待ち望まれていたレストランは、コロナ禍や諸々の理由でホテルのソフトオープンには間に合わなかったのです。
![3/客室内リビングTAKE 1.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/c1dc6c109352322a63c6c3956ae668075ef17791.jpg)
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そこから1年以上が過ぎた3月15日、首を長くして待ったそのレストラン「Jean-Georges at The Shinmonzen(ジャン-ジョルジュ・アット・シンモンゼン)」のドアが、ホテルのグランドオープンとともに開きました。しかも最初は夕食のみの提供でしたが、現在は、朝食、昼食、夕食、すべてに対応しており、ランチでも気軽に予約を入れて立ち寄れます。ジャン-ジョルジュ・ヴォンゲリステン(以下ジャン-ジョルジュ)は、世界で60ものレストランの運営を成功に導いているビジネスマン。ここ京都でも彼は総指揮を執り、京都らしいしなやかさと美しさ、アートな料理に挑戦しています。
![9/シェフChef Jean-Georges.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/c7d90783f9e6b156c0684984776423cf1d43db1b.jpg)
ジャン-ジョルジュは、ミシュランレストランで修行の後、アジアでも数々の成功を収め、ここ京都ではワールドクラスの最高級ホテル『THE SHINMONZEN』を舞台にとっておきの料理を提供しています。
![5料理Egg Toas Caviar and Herbs.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/b81a6a857d6684d994679f6a1a6994f4d2acb7ca.jpg)
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彼の料理のコンセプトは「地元の食材をふんだんに使用し、フレンチ、アメリカン、アジアンを融合させた季節ごとに常に変化する、繊細で優美な逸品」。実際にいただいてみると、なるほど、食材選びと季節のバランス、美味しさ、そして一皿ごとのエレガントなプレゼンテーションも個性的でした。ここでは京都を意識し和の食材も多く使われています。
![7料理_Warm Aspargus with Japanese Mushrooms Vegetable Vinaigrette.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/e76a7aa29c247ab40e717677da1a93bba93f272f.jpg)
こだわりもたくさんありました。セラーには常時3000本以上のワインを取り揃えているというから驚きです。コーヒーにもこだわり、サイフォンコーヒー日本チャンピオンの矢橋伊織氏による薫り高いサイフォンコーヒーのほか、「%Arabica Kyoto」とのコラボレーションでThe Shinmozenオリジナルコーヒーも用意されています。レストラン内のインテリアデザインは、ニューヨークの人気レストランAldeaやMorimotoなどを手がけた、ステファニー後藤氏が手がけました。「ジャン-ジョルジュ」は、スタイリッシュな色遣いが大人のレストランらしさを強調していました。とてもオープンマインドで気取らないジャン-ジョルジュ自身は、常に新鮮な旬の食材を用いることができるよう、地元の漁師や農家の人々との信頼関係を築いていると言います。
![8・料理_Tigar Prawn Roasted in Buckwheat Crape Herbal Kombu Butter.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/0cddede77db8e71194c4d76a880a1c2fbccbec85.jpg)
これでやっと、ホテル「THE SHINMONZEN」は、ホテルの高級さに見合う上質な食事の提供が可能となり、朝食、昼食、夕食ともに宿泊者以外の方も利用できるようになりました。今後はアフタヌーンティーも予定されているようで、楽しみが増えそうです。
![4/レストラン内観Ben_Richards_The_Shinmonzen_Restaurant_028.jpg](https://madamefigaro.jp/series/uploads/effcddb97bf875533a919d44643ba055b55a8b6a.jpg)
THE SHINMONZEN
Jean-Georges at The Shinmonzen
京都府京都市東山区新門前通西之町235
Hotel Tel:075-533-6553
Restaurant Tel: 075-600-2055
https://theshinmonzen.com/jp/