【OMO7高知 by 星野リゾート】365日よさこいが楽しめる滞在、興奮と感激と舌鼓。

"よさこい"が舞うパワフルな舞台とグルメ
気高き高知の伝統文化に包まれる

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高層ビルに相応しい重厚感のあるビルのエントランス。「OMO7高知 by 星野リゾート」では、この館内で365日、パワフルな「よさこい」の演舞が鑑賞できる。

本場高知の「よさこい祭り」は、昭和29年,当時の不景気風を吹き飛ばし、市民全体が元気に明るい毎日を送れるようにと開催されたのが始まりと言われています。いまや都内でも、全国的にも、さらに北米やシンガポールなど海外でも開催され、そのパワフルな祭りの広がりは海を越えています。よさこい発祥の地・高知市では毎年8月10日・11日に本番を迎えますが、夏季シーズン以外の旅でも、高知に行くなら「よさこい」は見たいし、感じたい。年間を通してそれが叶うと知り、「OMO7高知 by 星野リゾート」(以下「OMO7高知」)へと向かいました。


ここでは毎晩、食後の9時から30分間、"よさこい楽宴LIVE"が鑑賞でき、幼い子供から若者、家族連れまで階段状の椅子に肩を寄せ合って座り、その時を待ちます。ホテル内では滞在者の笑顔をよく見ると感じるのも、前夜に開催されテンションマックスになる"よさこい楽宴LIVE"のお陰なのかも知れません。

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エントランスからロビーエリアに入った途端目の前に現れるホテル名のロゴと"土佐犬"の彫刻。土佐犬は原寸大で、迫力満点。威圧感はあるが優しい目をした土佐犬はいまにも動きそう。後ろに見えるのが演舞の舞台と、鑑賞席となる大階段。

その「OMO7高知 by 星野リゾート」は、「テンションあがる『街ナカ』ホテル」をコンセプトに掲げるブランド「OMO」のひとつであり、「OMO7高知」は、Oカテゴリーを表す数字3.5.7のうち、サービスレベルを最上とする「OMO7」として、2024年6月13日に創業しました。高知のコンセプトは「こじゃんと楽園 さぁ、夜さ来い!」とあります。つまり、高知のおきゃく様文化を体験しましょうということ。"こじゃんと"は土佐弁で目いっぱいの意味、"夜さ来い(よさこい)"は高知を代表する「よさこい祭り」を表し高知独特の宴会文化に根差しているのです。

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「Go-KINJO Map」(ご近所マップ)はどのOMOにも共通。近所の店舗や目印となる店、周辺の見どころなどが描かれたイラストマップ。とても便利だと好評。

ところで、高知県民謡の「よさこい節」をご存じでしょうか? 前記のように、「よさこい祭り」は戦後の不況下に地域振興を願って、高知県の民謡「よさこい節」を基調に始められました。皆でパワフルに踊りあかそうという祭りの裏側には、高知市民が一丸となった戦後復興の熱い思いが込められていたのです。

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133室揃う客室のうちの"うたげスイート"(38㎡)は4名まで利用可能。壁の一部に飾られているのは人に扮した土佐犬がもてなし、もてなされる高知文化の日常の様子が描かれた色違いの絵が室内を盛り上げる。

ホテルは高知市でも2番目に高いという22階建てです。全客室数は8タイプ、133室が揃います。愛犬と泊まれる部屋(ドッグフレンドリークィーンルーム)も3室造られました。そして他の「OMO」同様に、ここ高知にも1階には滞在の拠点として誰もが集える「OMOベース」があります。高知市のイラストマップが飾られ、夜の「よさこい楽宴 LIVE」の舞台となる広いスペースと、その前には観客席となる大階段があり、さらにライブラリーやカジュアルなOMOカフェ&バルも営業。吹き抜けで開放感のあるスペースが私たちを迎え入れるフロントエリアです。

レストラン「OMOダイニング」があるのは2階。朝も夜も郷土料理がずらりと並ぶビュッフェスタイルです。とりわけ夕食時にはガラス張のオープンキッチンで仕上げる"カツオの藁焼き"の藁を燃やす炎や、"ローストビーフ"を仕上げる醍醐味を見るために立ち止まって写真を撮る人も少なからず......。食事のアイテムとしては、「やっぱり、カツオの藁焼きでしょ!」と、一番人気です。ダイニングの造りは、他のほとんどの施設が個室なのに対し、敢えて皆でワイワイと集まる宴好きの地元民のように、広いダイニングで誰もが食を楽しみます。

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「OMO7高知」の食事はビュッフェスタイル。そこで提供される人気の食材は鰹とビーフ。両方ともに香ばしい藁焼きで仕上げられる。

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高知の宴会料理である「皿鉢(さわち)」に着想を得た大皿に、高知のうまいもんを好きなだけ盛り付け、皆でワイワイと食べる。デザートには土佐名物"芋ケンピ"も並ぶ。

ディナータイム時などは、食後9時から始まる「よさこい楽宴 LIVE」に間に合わせようとソワソワ。高知の伝統工芸品であるフラフ(大漁旗をイメージした旗で男児の健やかな成長を願い端午の節句にこいのぼりと並んで立てる)と、土佐和紙でできた行灯の飾りと共に、スタッフが力いっぱい演じる「よさこい楽宴LIVE」は、なんといっても滞在最大のパフォーマンスなのです。

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オリジナル演舞が楽しめる「よさこい楽宴LIVE」は迫力満点。踊り子全員が訓練を重ねたホテルスタッフ。途中で観客席からゲストを招き入れ楽しそうな時間も。

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踊り手も観覧者も、それぞれの手に持つ鳴子を鳴らして大盛り上がりの30分。ショー終了後には季節の土佐酒3種とおつまみ2種、スイーツ1種をセットで提供される。(1セット 2,600円)

一方、OMOレンジャーと一緒に"ご近所アクティビティ"で街中を巡るのもとても興味深く、特に地元のスーパーマーケットでは、高知の人々の伝統的な食文化が透けて見え食材の豊富さを知る思いでした。旅の楽しさは、その土地の未だ知らない文化・伝統に触れ、地元の人と関わることで、心に残る思い出深い旅となるのです。日常を忘れ未踏の土地に滞在し五感に響く時を過ごす......、これこそが"ラグジュアリーな旅"ではないかとつくづく思うのです。

OMO7高知 by 星野リゾート
高知県高知市九反田9-15
050-3134-8094(OMO予約センター)
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo7kochi/

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

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