一人で泊まっても安心なホテル
パリらしい趣や快適さにリピーター多し。
「Hyatt Regency Paris Madelaine(ハイアット リージェンシー パリ-マドレーヌ)」パリ/フランス

 パリを訪れるたびに思うのですが、魅力的で個性的なホテルが多すぎて次々と違うホテルに泊まりたくなり、結局のところ、その浮気心のお陰でパリではホテルの常連になれずにいます。そんな中、「ハイアット リージェンシー パリ-マドレーヌ」は何回も泊まったことのあるお気に入りのホテルなのです。パリらしい優雅な雰囲気と高級感、同時に、きどらないサービスが居心地の良さを感じさせてくれます。それがビジネスマンから旅行者まで、目的の違う多くのゲストに愛されている理由なのかもしれません。

sekine1225_a.jpg夕暮れ時のホテル前景

 有名なマドレーヌ寺院の建つ広場から、北西に向かって走るマルシェルブ大通りをサントギュスタン教会に向かうように歩くと、ほんの数分でホテルに到着します。パリらしく高さ制限のある美しい街並みに溶け込むように建つホテル。その建物は、19世紀の後半に建築されたといいます。もちろんホテルとして内装は完全リニューアルされ、エレガントな高級ホテルとして出発したわけです。

sekine1225_b.jpg(左)レジデンシャル・スウィートの豪華なラウンジ(右)デラックスルームのバスルーム

sekine1225_c.jpgリジェンシー・スウィートのベッドルーム

 ホテルの建つ8区はセーヌ川の北岸にあたる'パリ右岸'です。ホテルには、一人で訪れるビジネス客が意外と多いこともありますが、観光で訪れても、有名なシャンゼリゼ大通りや高級店の立ち並ぶフォーブル・サントノレ通りなども徒歩圏内。さらに美術館や博物館、デパートなど、散歩のつもりで楽しめる地区にあるのでとても便利です。パリの街は、なにしろ歩いて周るのが楽しいですよね。世界的に名の知れた有名店本店があったり、個性的なアクセサリー店やバッグ店がポツンとあったり・・・。何日滞在しても飽きることがない、世界一人気の街ですね。

sekine1225_d.jpgプレジデンシャル・スウィートのテラス、サクレク−ル寺院が見渡せる

sekine1225_e.jpg(左)時にはルームサービスで朝食もいい(右)フィットネスセンター

 さてこのホテルで最も印象的なのは、朝に夕にいつでも人が集っているロビーラウンジ「ラ・シノワズリ」でしょう。硝子張りの天井からは自然光が差し込み、明るく快適な空間です。朝食も可能ですが、午後のひと時はとても優雅な雰囲気と化します。アフタヌーンティーをする人も、中にはワイングラスやシャンパングラスを傾ける人もいて、ゆったりとしたソファに埋もれて時間を過ごすなんて優雅なものです。又、同じ1階には24時間オープンのビジネスセンターやコンシエルジュが配され、世界中からビジネスでやってくる多忙なゲストにも対応しています。ビジネスセクレタリーがいてくれるのも、多忙を極めるビジネスマンには嬉しい限り。1階のラウンジを中心に「カフェM」内のシャンパン・バーも含め、とても'ソ-シャル'な雰囲気が漂っています。ロビーからも、外からも入れるその「カフェM」は、創業以来、フランス料理とシャンパン・バーの人気が高く、夜は外からのゲストのほうが多いことで知られています。

sekine1225_f.jpg(左)ロビーフロアのラウンジ「ラ・シノワズリ」、天井が硝子のために明るく開放的
(右)「ラ・シノワズリ」内の暖炉。温かなムード満点、高級感もあり

sekine1225_g.jpg(左)エレガントなカフェ「カフェM」。パリらしいグルメな食事も提供
(右)「カフェM」の朝食セッティング。クロワッサンにカフェオレでパリを満喫

「ハイアット」は世界的なブランドですが、生まれは米国。だからかもしれませんが、パリらしいチャーミングなホテルであるにもかかわらず、'サービス・スタンダード'はどこかインターナショナル。これこそがハイアット・スタンダードなのでしょうか。(K.S)

Hyatt Regency Paris Madelaine
(ハイアット リージェンシー パリ-マドレーヌ)

24 Boulevard Malesherbes, 75008, Pais France
TEL: +33-1-5527-1234 FAX: +33-1-5527-1235
http://hyatt.jp/hyatt/wwg/hotels/madel/index.jsp
客室数/86室
料金/TWD. 15.800~27.400、(2009年12月末まで)
施設:ロビーレストラン、カフェレストラン、バー、ウェルネスセンター
サウナ、ハマム、スパ、リラクゼーションルーム、他
アクセス:シャルル・ド・ゴール空港から30km、オルリー空港から30km
日本での問合せ先/ハイアット ホテルズ アンド リゾーツ
03-3222-4088

Kyoko Sekine

ホテルジャーナリスト

スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。

http://www.kyokosekine.com

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
コスチュームジュエリー
35th特設サイト
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories

Magazine

FIGARO Japon

About Us

  • Twitter
  • instagram
  • facebook
  • LINE
  • Youtube
  • Pinterest
  • madameFIGARO
  • Newsweek
  • Pen
  • CONTENT STUDIO
  • 書籍
  • 大人の名古屋
  • CE MEDIA HOUSE

掲載商品の価格は、標準税率10%もしくは軽減税率8%の消費税を含んだ総額です。

COPYRIGHT SOCIETE DU FIGARO COPYRIGHT CE Media House Inc., Ltd. NO REPRODUCTION OR REPUBLICATION WITHOUT WRITTEN PERMISSION.