グッとスタイリッシュになりました!
老舗人気ホテルのロビーラウンジ
インターコンチネンタルホテル香港
~チムシャーツィ/香港~
ホテルへBon Voyage 2012.10.11
香港のホテルはどこも本当に味わい深い個性があると思いませんか? それぞれに特徴があり、興味深い歴史や物語が隠されています。国が長年にわたり英国領であったことも、ホテルが本来の'西洋のホテル'として発展してきた理由のひとつであり、それと本国中国の伝統や文化と融合されて面白い個性が生み出されているのでしょう。もちろん、香港はアジアのハブとしての役割もあり、ビジネスの拠点であると共に観光国としての面白さ、グルメな料理の発展など様々な要因が重なり、世界中の人々を魅了して止まない香港の魅力となっていて、それらが原動力となり、ホテル発展の道を歩んできたと言えそうです。
ホテル全景とヴィクトリア湾を通して見える香港島のパノラマ。
そんな香港で、1980年創業当時から、最高のロケーションでゲストをもてなしてきたのが「インターコンチネンタル香港」です。今でこそ高層ビル乱立の香港ですが、創業当時のホテルからは、ヴィクトリア湾を通してヴィクトリアピークが山の稜線ごとすべて見通せました。なんと言っても私の人生初の海外旅行は、1972年、40年も前の「香港」でしたから、昔の香港を忘れるどころか、もうすでに100回を超える回数の訪問をしています。昔の飛行場は世界一の危険な飛行場と称された「カイタック(啓徳)空港」でした・・・古い話です。
(左)ホテル前景。(右)ゆとりのプールは大人気。
客室からはエキゾチックな光景と遠くヴィクトリアピークが見渡せる。
(左)プールサイドの光景。(右)俯瞰で見るレストラン「ハーバーサイド」。
(左)景色が素晴らしいエグゼクティブスィート。(右)プール際に作られたジャクージ。
さて、話を元に戻しましょう。件の「インターコンチネンタルホテル香港」は、大きなガラス張りのラウンジが常に人気でした。湾を通してなんの障害も無く見渡せる香港島のパノラマは、高層階からの景色とはひと味違い、自分目線で身近に見える景色に感動し、船に乗っているように爽快なほど。まるでカレンダーのパノラマのように「これぞ香港!」なのです。
その人気のラウンジが、2012年9月、大がかりなリニューアルを終え、エントランスロビーと共にスタイリッシュなインテリアに生まれ変わりました。高級感あるスタイルはとても新鮮です。
リニューアルが完成したばかりのスタイリッシュなロビーラウンジ。
海に面し旅情溢れるラウンジで、パノラミックな香港島の景色を見ながら楽しむアフタヌーンティーに、すっかり時間を忘れてしまっても仕方がないかも知れません。
珍しい「チャイニーズ・アフタヌーンティー」のセット。
もうひとつのホテル自慢は'食'にあります。実力派のレストランが揃う中、先般の滞在時,私は久しぶりに「ヤントーヒン」で中華料理を満喫しました。ダイナミックでありながら、とても繊細で斬新な料理は絶品でした。まさに香港のシェフ達の実力は、業界全体の高い競争力の中で、常に磨き抜かれているのでしょう。(K.S)
Intercontinental Hotel Hong Kong
18, Salisbury Road, Tsimshatsui,
Kawloon, Hong Kong
Tel. (+852) 2721 1211 FAX (+852) 27394546
http://www.hongkong-intercontinental.jp/
部屋数:495室(92室スィート含)
料金:(客室にエグゼクティブラウンジが付いた一番人気パッケージ)
「クラブインターコンチネタル」HK.$.3.599~12.599、他、
日本での連絡先:東京のリザベーションセンター
フリーダイアル/0120-455-655 またはIHGオンライン予約

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com