「よい眠りを追求」待ち望んだホテルの誕生。
「レム日比谷」日比谷/東京
ホテルへBon Voyage 2009.01.23
こんなホテルが欲しかったですね。2007年11月、オープン直後の初滞在ですっかり気に入ってしまった私です。かの老舗高級ホテル「帝国ホテル」と、話題の新しいホテル「ザ・ペニンシュラ東京」に挟まれた最高のロケーションに位置し、まるで隠れ家ホテルのように'知る人ぞ知る'オープンでした。
ホテルの外観。ロビーと「cafe & Meal MUJI 日比谷」は2階にある。
1階の路面にロビーや大きく目立つサインが無いために、1周年を過ぎた現在でもまだ知らない人が結構います。ただオープン以来ホテルの人気は高く、いつ訪れても人が行き交うロビー周りは'生きたホテル'の雰囲気が漂っています。
すっきりと広く快適なロビーエリア。
人気の要因は幾つもあると思われますが、21世紀型のホテルとして、「快適な眠り」をコンセプトにしたことが挙げられるでしょう。ビジネスで多忙な都会人、何かとストレスフルな社会、独り立ちして頑張る女性など、快適な眠りの必要な人々にオリジナルの「高機能・高品質」ベッドを客室に備え、枕も'レム・オリジナル快眠機能枕''テンピュール'の2種類を用意。他にもリクエスト可能な'そば殻'や'羽毛''硬綿素材'などが用意されています。また、シャワールームにはシャンプー、コンディショナー、シャワージェルなどオーガニック天然素材の'PROVINSCIA'ブランドが置かれています。客室は確かに広くないのですが、マッサージチェアが置かれているのは嬉しい限りです。
オレンジ色のシングルルーム。マッサージチェアが嬉しい。
日本ベッドと共同開発したレム・オリジナルの快眠ベッド。
リラックス効能が高いラベンダーが基本。ナチュラル・プロダクツのアメニティ「プロバンシア」。
スタイリッシュでクリーンな印象のホテルは、ハード面のみならず、サービスに於いても快適です。レセプションに立つスタッフの感じのいい応対は、オープン当初から印象的でした。ホテルマンとしてのマインドが養われているのでしょう。
ロビー階にあるオールデイ・カフェ「Café &Meal MUJI 日比谷」ではホテルとコラボで宿泊客の朝食を提供。
東京の一等地で、快適な滞在とリーズナブルな料金が約束されているなんて理想的だと思いませんか? また、宿泊特化型のビジネス系ホテルのために直営レストランはないのですが、ロビーフロアには'無印良品'ブランドの「Café & Meal MUJI」があり、オールデイダイニングとして、朝からディナータイムまでこだわりの素材を中心にダイニングが可能です。それにここは日比谷のど真ん中。一歩外に出れば、もう銀座は隣です。レストランもショッピングにも何の心配も要りません。(K.S)
レム日比谷(remm HIBIYA)
東京都千代田区有楽町1-2-1 東宝シアタークリエビル
☏ 03-3507-0606(代表)☏03-3507-4123(宿泊予約)
FAX: 0532-51-1112
部屋数/255室
料金/開業1周年記念・レムバリューナイト2009年1月31日まで、1日20室限定料金
11,000円(1名)~16,000円(2名)
※レディースプランなど、プラン多数のため要問い合わせ
http://www.remm.jp/hibiya/index.html

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com