モルディブ最南端、南半球の島へ!
美しい未知の海が待っています。 シャングリ・ラ ビリンギリ レソート&スパ モルディブ
~アッドゥ環礁/モルディブ共和国~
ホテルへBon Voyage 2013.02.25
海の聖地として知られるモルディブは、その海の色に特徴があります。ショッキングブルーにミルクを入れたような色なのです。とにかく海の色の特徴は世界広しといえど、モルディブは独特です。時には深いブルーや鮮やかなトルコブルーもありますが、浅瀬のペイルブルーには見とれてしまいます。
モルディブには26の環礁と1200近い島々がインド洋に点々と浮かんでいます。モルディブが「真珠の首飾り」と言われるのは、その点々とした小さな島が、空から見ればまるで真珠の様に見えるからです。中でも、南半球にある環礁は長い間リゾート開発がされず、今も尚、手つかずの海が残っています。モルディブ最南端のアッドゥ環礁、ヴィリンギリ島は南半球に位置し、2009年7月、この島に南半球初の豪華なリゾート「シャングリ・ラ ヴィリンギリ リゾートアンド スパ」がオープンしました。

海から見たウォーターヴィラ。
ヴィリンギリ島は、周囲6km、長さ2.2km、最小幅20m、最大幅500mという島で、熱帯雨林に覆われています。この島には隣の島へ行く橋が架かり、隣のガン島までは歩いても行けます。ガン島にはモルディブ第2の国際空港が出来ました。ガン島には英国軍用の飛行場がありましたが、1976年に閉鎖となった後、民間機専用だった空港がモルディブ第2の国際空港となりました。お陰でヴィリンギリ島へも、首都のマーレ国際飛行場から国内線でその日のうちに飛べるようになったのです。このリゾートへ飛ぶことで、モルディビアン・エア'の機長から乗客全員に嬉しいサプライズ、赤道を越えたという記念の「赤道通過証明書」が手渡されます。

(左)バーの周囲にはこうして幾つもの寛ぎ椅子が置かれている。(右)ウォーターヴィラ。

(左)ヴィラ内の寝室。(右)ヴィラのベランダに置かれたシエスタ用のソファ。

(左)ホワイトサンドビーチ沿いにあるレストラン。ビーチには椅子やリラックス用のデイベッドも置かれている。(右)ウェルカムフルーツとシャングリラのミネラルウォ―ター。
リゾートには、3つのタイプ、全142棟のゴージャスなヴィラが点在していますが、珍しいのは標高3.5mの「ツリーハウス ヴィラ」。ツリーハウスというのは、幼い頃からなんだか冒険心を掻きたてられたものです。
敷地全体は島を象徴する椰子の木に覆われており、17000本もあるといいます。ナチュラリストと共に島のネイチャートレイルを散策し、珍しい花々や木々、トカゲや小さな生き物を探し、この環礁にしか生息しないという珍しい鳥'シロアジサシ'に出会ったりと、自然に接するアクティビティも提供されています。

ナチュラリスト共に島の自然を探検するアクティビティ。巨樹はバンヤンツリー。

(左)オープンエアで1日中快適な風が通るバー。(右)「CHIスパ」のツインツーム。

(左)サンセットタイムには伝統舞踊を披露してくれる。(右)香辛料薫るモルディビアン・カレー。
もちろん「シャングリ・ラ」ですから、独自のブランドである「CHIザ・スパ」があり、17000㎡もの広さで造られています。お薦めは、CHI(氣)の哲学5エレメンツ(木、火、土、金、水)で、陰陽のエネルギーバランスを整えるトリートメント。でも、モルディブにしかないコウリーシェルとココナッツオイルでトリートメントする'センス・オブ・プレイス'もお薦めですよ。ゴッドハンドに癒されながら海風に包まれて受けるトリートメントの、なんと快適ことでしょう!! 夜を迎える前のサンセット頃に受けるなら、ベッドにいながらにして世にも美しい夕焼けを見ながら、幸せな1日の終わりを迎えることでしょう。(K.S)
Shangri-La Villingili Resort & Spa Maldives
Villingili Island, Addu Atoll
Republic of Maldives
Tel: (960) 689 7888 Fax: (960) 689 7999
http://www.shangri-la.com/jp/property/male/villingiliresort
部屋数:142棟(ヴィラ)
施設:レストラン、ラウンジバー、CHI氣ザ・スパ、ジム、テニスコート、キッズクラブ、ダイビングセンター、ショップ、他。
料金:(1泊2名利用、2名朝食付室料、ベストレート例)
プールヴィア:US$.975~、ウォーターヴィラUS$.1175~、他。
アクセス:モルディブ首都マーレから国内線でガン国際空港へ約70分。
空港から車で5分、桟橋へ。スピードボートで約20分。

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com