グランフロント開業で賑わう梅田界隈
大阪のホテルらしさは爽快なもてなしにあり
インターコンチネンタルホテル大阪
～大阪／日本～

　８月中旬の夏休み最盛期、梅田の再開発地区に誕生した[グランフロント大阪]内の「インターコンチネンタルホテル大阪」に泊まりました。
　2013年６月５日の開業ですから、まだ2ヶ月が過ぎたばかりの新しいホテルです。外資系の高級ホテルとはいえ、気取らない笑顔のもてなしやカジュアルな雰囲気は"大阪マインド"でしょうか。お陰で肩の力が抜け、緊張もせずにゆったりと快適な滞在が叶いました。
　ホテルのアプローチはとても便利。東京から新幹線で新大阪に到着後、ＪＲ路線に乗り換えて一つ目の駅が大阪です。駅はグランフロントに直結ですので、表示を見ながら徒歩5分。ビル内のショッピングエリアを歩くことでなんだか楽しい･･･。いざホテル内に入ると、エレベーターで一気に20階に上り、大阪を一望できる明るいレセプションに到着というわけです。

カラフルでスマートなライティングが特徴的なメインロビー。

　広いスペースの隅に置かれていた象的なオブジェを発見しました。５体並ぶ人形なのですが、縞模様の上下を着た不思議な風体は、人ではなくて神様でした。一体ずつどこかしら体の一部を見せています。スタッフが教えてくれたのは、「体の一部が出ているところを５体繋げると、一体の'恵比寿様'に成る」とのこと。ロビーのアクセントとして面白い現代アートです！

ロビーの片隅に飾られた5体並ぶアート、見えているところを繋げば1体の"恵比寿様'に。

　インテリアデザインは2社が担当しています。香港が拠点のビルキー・リナス・デザインと、もう一方は橋本夕紀夫デザインスタジオです。テイストの異なるデザインは上手く融合し、ホテルの掲げるコンセプトの通り'コンテンポラリーラグジュアリー'を演出しています。

　また、コンテンポラリーフレンチのレストラン「ピエール」の料理も印象的でした。日本料理に興味を持ち、日本料理店で修業をした経験を活かし、シェフのピエールさんが創り出すひと皿ひと皿は繊細な懐石料理のようでした。

レストラン「ピエール」のシックなアプローチ。

（左）様々な素材を練り込んだお洒落なパンは食欲をそそる。（右）この日、「ピエール」でのランチコースのメインに供された豚肉料理。

コンテンポラリーフレンチ「ピエール」の料理長、ピエール・アルトベリ氏。

ブッフェレストラン「NOKA（ノカ）」でのランチはたっぷりのスターターから。切りたてハムやローストビーフなど欲ばり盛り。

　客室はホテルが215室、長期滞在可能でキッチンや洗濯機の付きのサービスレジデンス（29階～32階）が57室。泊まった部屋は、贅沢にもスイートルームでしたので、寝室、リビング、バスルーム、トイレ2箇所など広くて豪華な82㎡。言うまでもなく快適な滞在でした！

エグゼクティブ スイート（82㎡）のベッドルーム。

（左）同ルームのリビングに作られたワーキングデスクのスペース。（右）室内着・就寝用に浴衣も用意。

　今回の私の目的は、新しくオープンしたホテル体験と、日本初進出を遂げたフランスのスパブランド「THEMAE」（テマエ）を提供する「ALL THAT SPA OSAKA」の体験にありました。テマエは、日本の茶道の'お手前'が語源。4種のお茶「白茶、緑茶、赤茶、黒茶」のエキスと天然水からなるプロダクツ、ドライオイル(バーム)で施術する新発想のトリートメントです。またお薦めの'アンチエイジングに優れた効果'と謳うフェイシャル体験は、是非、次回！！（Ｋ．Ｓ）

「オールザットスパ オオサカ」のレセプションエリア。このスパでは米や桜などの日本固有の天然素材を用いたオリジナルブランドも注目。