大阪発、スモール・ラグジュアリーホテルは
プライベート感漂う個性派ホテル
アルモニーアンブラッセ大阪
～大阪／日本～

　大阪の茶屋町という便利な場所に建ちながら、静かさの保たれたプライベート感に溢れたデザインホテルをご紹介します。隠れが的なこのホテルは、2010年4月28日に誕生しました。世界的な建築家である安藤忠雄氏による設計によるホテルは、新御堂筋沿いに建つスタイリッシュなビル内にあり、館内に広がる非日常の世界は訪れる人を驚かせ、楽しませています。

（左）夕暮れの空に浮かぶホテル外観　（右）ブティックホテルの雰囲気がただようロビー。

　ホテルはウエディング人気で知られており、現代的、都会的なチャペル「天空のチャペル」が造られ、大いに結婚式を盛り上げているようです。ガラス張りのチャペルは、昼は大阪の都会的なパノラマを展望でき、夜はその夜景に包まれるという、まさに180度の空と一体感のある空間です。

「天空のチャペル」と名付けられたガラス張りのチャペルは23階に。

　披露宴を行うバンケットルームも個性的です。「アマデトワール」は星空をイメージして造られ、天井にはロマンチックな天の川をイメージした無数の星が輝いていて、幸せな二人を祝福するかのようです。もうひとつのバンケットルーム「クレール・ドゥ・リュンヌ」は白を基調とした空間作り。純白の清楚さの中にもラグジュアリーな印象を湛えたがエレガントさが映えています。

（左）バンケットルーム[月光]　（右）パーティールームのひとつ「Charmant」

　そんなホテルを盛り上げるのが食事です。グルメの街大阪らしく、「アルモニーキュイジーヌ」として、心と体に優しい健康的な料理をと、世界中の食材で造られる独創的な料理を提供するのが、10階のレストラン「Rayon」。９ｍの天井高が開放感たっぷりの空間には、宿泊客のみならず、外部のゲストも食事に訪れています。もちろん、貸し切りでの少人数パーティーや披露宴も可能。エグゼクティブな環境で様々なパーティーが開催されているといいます。「ムレスナ社」オリジナルの、季節のフレーバーティーが人気のカフェ「Allons-y!」では、星の輝く夜、ガーデンテラスに出てビールやワイン、オードブルなどが楽しむのも都会的でしょう。こんな個性的なホテルの存在をご存じでしたか？

（左）ワインセラーやオープンキッチン、高い天井など開放感に溢れた贅沢なレストラン「Rayon」。　（右）ガーデンテラスのあるカフェレストラン「Allons-y」。

ボリュームタップリの朝食「メルヴェーユ」は、ベジタヴルマイスターが選ぶ野菜ジュースも提供。

　しかしながら、やはり気になるのは滞在のこと。12階から21階にある客室は４つのコンセプトに分けられています。それぞれの部屋に同じデザインは無く、どの部屋も個性的でパリのブティックホテルにでもいるような気分になります。「Ever White」10室、「Black Tea」10室、「Dolce Vita」９室、「Petit Trianon」9室という、4つの異なるタイプの部屋が揃っています。どの部屋もユニークですから、毎回、違う部屋に泊まって、全室制覇するというのも選択肢かも知れません。また、「アルモニーアンブラッセ大阪」は、2013年10月25日に発売されたばかりの「ミシュランガアイド2014　関西」版で、開業4年連続の「快適度３レッドパビリオン」と評価を受けています。（Ｋ．Ｓ）