まるで現代アートの美術館のようです台北のブティック・アートホテルホテル・エクラ台北
~台北/台湾~
ホテルへBon Voyage 2014.03.14
前回のコラムで、台北の元気な様子をご紹介しました。本当に久しぶりの台北では、自分自身が元気をもらうほど明るいムードに包まれていたのです。街が元気なら、ホテルも元気です。ここ「ホテル・エクラ台北」では、次々とやってくるゲストにレセプションデスクは右往左往するほどでした。

華やかなホテルの表玄関、ニューヨークの1900年代五番街の印象も。
「ホテル・エクラ台北」はスモール・ラグジュアリーホテルズ オブ ザ ワールドの一員でもあり、人気のタブレットホテルズにも登録されている小規模型のラグジュアリィホテル。台北101からも車で5分程度の場所にあり、エレガントな大安地区に位置しています。台湾桃園国際空港からは車で約40分~50分。便利な場所でもあります。

レセプションに続く「エクラ・ラウンジ」の天井にあるのはホテル内最大の豪華なシャンデリア。サルバドール・ダリ作というゴールドのオブジェがエレベーターの両サイドを飾る。

レセプションデスクと大きなシャンデリア。大理石が煌びやか。
ロビーの内装は煌びやかなアートに彩られ高級感たっぷり。大理石とベルベッドの造りは台湾テイストを感じる独特な色遣いが印象的でした。家具やシャンデリアの豪華さもさることながら、館内のあちこちに飾られている絵画や大型のオブジェ、著名な現代作家の作品が随所に飾られています。特に目立つのは、壁に掛けられた大作の絵画で中国本土の画家「賈剛」のユーモラスな作品。さらに驚いたのは、エレベーターの両サイドに置かれた黄金の彫刻が「ダリ」の作品であったこと。他にもアンディ・ウォーホールや世界の作家のコレクションが所蔵され、いかにもアートホテルらしい趣です。

バーでのお茶タイム。

ラウンジ内。

バーカウンターの壁に飾られた有名画伯「賈剛」の作品。
シャンデリア輝く1階にはラウンジを兼ねたレストラン「エクラ・ラウンジ」があり、地下のレストランと同系列のテナント運営といいます。なんと日本人シェフの地中海料理やイタリアンが好評だと言われましたが、時間の関係で食事が出来ずに残念!!でした。メインのレストランがテナントだったことに比べ、2階に位置するホテル運営の小さなバー「ジョージ・バー」では、ランチも午後のアフタヌーンティーも提供するという隠れ家で、わずか15名も座れば満席のプライベートな空間です。

ラウンジで取るブッフェ朝食。花柄の食器はオーナーの趣味。
ホテルのオープンは2010年11月11日。客室の総数は60室。客室内にはエスプレッソマシンやバング&オルフセンのサウンドシステム、モンブランの文具、ステイショナリーグッズが揃い、バスルームにはフェラガモのアメニティが揃っていました。(K.S)
オリジナルアートやオーナーの調度品まで飾られる人気の「エクラ・スィート」。



Hotel Eclat Taipei
370 DunHua South Road, Sec 1, Taipei, Taiwan
Neighborhood: Da An (Ta An)
Tel : +886-2-2784-8888 Fax : +886-2-2784-7888
http://www.eclathotels.com/taipei/gallery-ja.html
部屋数:60室
料金:NT$.8100~25.000(インターネット価格)
施設:ラウンジ、レストラン&バー、バーラウンジ、
ファンクションルーム(B3F),
アクセス:台北松山空港から車で40~50分、
桃園空港まで車で45分、
日本での連絡先:www.TabletHotels.jp

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com