ホテル名「ジェン」は架空の人物名、独創的サービスで口コミが浸透中!ホテル ジェン 香港
~香港/ROC~
ホテルへBon Voyage 2014.11.14
香港にまた新しいホテルが生まれました! 「ホテル ジェン 香港」という名のホテル、実は、最高級ホテル「シャングリ・ラ・ホテルズ&リゾーツ」が運営していた人気の「トレーダース ホテル 香港」がリ・ブランドされたものです。すっかり雰囲気の変わった新感覚のホテルとして、2014年10月6日、そのドアを開けました。

ロビーに置かれた「J」のロゴ。
「ホテル ジェン 香港」の名"ジェン"は、「人生、旅、そして未知なる場所への好奇心が旺盛なホテル経営者という設定の仮想人物"ジェン"をイメージ」しているといいます。最近では多くのホテルが掲げているテーマ"自由な発想"をコンセプトとし、観光も、ビジネスも、ショッピングなども垣根を無くし、ゲストに柔軟なサービスを提供しようというのです。こうした面白いサービスを具現化することで、香港に根付く文化や体験も楽しんで欲しいというのです。

カジュアルムードのロビーラウンジではアフタヌーンティーも。

機能性のある静かなラウンジスペースは目的自由。
そうなるとマニュアルに頼らない機転の利いたスタッフのスキルアップも必要ですし、新しいゲストの確保や新世代の自由な発想の持ち主、また、旅やホテルにも高い感度を持ったソーシャルメディア活用人らにも満足してもらいたいと望んでいるのです。今どきのホテルは、こうしてゲストの"変化に応える"サービスが必要になっているのでしょう。さらに、「ホテル ジェン 香港」があるのはWestern District(香港西部地区)という、これからの発展が目覚ましいとされる注目地区。私自身、このエリアには初めての宿泊でした。2015年にはホテル近くにMTR駅の開業予定ですし、エアポートエクスプレス「香港駅」からも車でわずか10分の距離という便利なアクセスも強みです。

香港西側(国際空港方向)の海が見えるハーバービュールーム

明るい「ハーバービュー スィート」は約50㎡。

屋上には眺望のいい屋外プールを設置

プールに隣接するデッキ・スペース。産服の建物は歴史アル"香港大学"。
全客室数は283室。部屋の広さは25㎡から50㎡までのシンプルモダンなデザインです。施設の中で最も輝いていたのはメインダイニング「カフェ・マラッカ」でした。新鮮食材にこだわり、マレーシアとシンガポールの屋台料理を中心に香り高いエキゾチックな料理を提供しています。若いスタッフたちはとても親切で、外部からのファンが多いのも納得でした。

カフェ・マラッカ

入り口に貼られた表彰状がもの語る人気店「カフェ・マラッカ」。

人気の料理「サテ」

南アジアを代表するココナッツベースのカレー麺。
そして特筆すべきはもうひとつ、独自のサービスにありました。ホテルのランドリーは割高と決まっているとお想いではありませんか? ここでは一枚一枚の料金ではなく、ランドリーバッグ一袋あたりが均一料金として利用可能でした。つまり袋一杯に詰めて良い! と言うことですね。品目の制限も無いので、袋に思い切り一杯詰めてクリーニングに出せるというわけです。また、朝刊の代わりに、2,500種のオンライン出版に無料アクセス可能な「PressReader」アプリが提供され、さらに、食いしん坊にはたまらない朝食後の無料コーヒーや持ち帰り用の軽食のサービスもあり、新感覚のライフスタイル型ホテルといえるでしょう。(K.S)
ホテル ジェン香港
508 Queen's Road West, Western District, Hong Kong
TEL: +852 2974 1234 FAX: +852 2974 1234
https://www.hoteljen.com/en/hongkong/westerndistrict/about
部屋数:283室
料金:リブランド・オファーの特別パッケージ料金(2014年10月6日~2015年2月28日)1泊1250HK$++、
●1名1泊につき50.HK$の「カフェ・マラッカ」での食事券、(1室最大100.HK$)
●香港観光のビッグ・バス・ナイトツアー2名分チケット
●一室につき100.HK$相当のオクトパス・カード1枚(50.HK$デポジット+50.HK$カード本体)
●無料市内通話
●空き状況により午後4時までレイトチェックアウト
●スイートルーム宿泊者はオーシャンパーク2名分チケット
施設:レストラン「カフェ・マラッカ」、ロビーバー&ラウンジ、クラブ・ラウンジ、ルーフトップ/プール、フィットネスセンター、ミーテインブルーム、ボールルーム
アクセス:香港国際空港から車で30分、空港からエアポートエクスプレスで香港駅下車、車で10分。

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com