日本初登場!究極のラグジュアリィ・リゾートは
★が6ツもある幸せな空間でした。
「Capella Ixtapa(カペラ・イスタパ)」イスタパ・シワタネホ/メキシコ
ホテルへBon Voyage 2009.03.27
ここは国土面積が日本の5倍もあるというメキシコ。そのメキシコには、今年の2月で18回目となる渡墨を果たしました。ここでご紹介するイスタパ&シワタネホは、太平洋岸の世界的なリゾート地アカプルコから海岸線を北に向かい、240kmほど上った位置にあるメキシコ情緒溢れる海辺のリゾート地です。イスタパとシワタネホが並べて使われるのは、町が隣り合い飛行場もいっしょであることからで、趣の違うリゾート地ですが'同エリア'として続けて呼ばれることが多くなりました。
ウルトラ・ラグジュアリィリゾート「カペラ・イスタパ」が誕生したのは2008年12月12日。リゾートは、イスタパの町外れに続く静かな半島の崖の上に建てられました。部屋数はわずか59室。海に突き出た半島の上から見る景色は絶景です。
すべてオーシャンビュー、明るいゲストルーム。
すべての客室からこの美しい海が眺められ、客室にはそれぞれプランジプールが設置されています。毎夕刻時、サンセットの始まる頃になると、メキシコ流の飲み方があるコロナビールと、塩、レモンが部屋に届けられ、それと一緒に運ばれるのが'トルティーヤ・チップス'と'グァカモレ'です。メキシコを語るには無くてはならない食べ物ですが、これがまた最高に美味しいんですね。トルティーヤ・チップスはトルティーヤを揚げた三角形のチップス、グァカモレはチップス用のディップで、アボガド、たまねぎ、グリーントマト、チリ、レモン汁、にんにくなどを混ぜて作る絶品の食べ物で、一度食べたら止まりません。3000種類以上もあるといわれるリッチなメキシコ料理ですから、こうして語り始めると......永遠に終わらなくなりそうです。
エッヂの切れたインフィニティ・プールから見る美しい太平洋
各客室にもプールが設置。写真は「カペラスゥイート」のプランジプール。
イスタパにある「カペラ」の周辺は静かな半島と、小さな入り組んだ湾が続いていて、高級リゾートや休暇用の高級レジデンスがそうした半島の絶景地を選んで占領しています。優雅な「カペラ」の施設はレストラン3軒、ライブラリィ、ブティック、そしてスパ、メインプール、海水プール(建設中)など。レストランは朝昼食には「Las Rocas」があり、ここは'テキーラ・ルーム'としてメキシコ産テキーラがずらりと並ぶバー・ラウンジとして、テラスと室内のどちらも楽しめます。「Mares」「Sea Food Market 」はディナー専用です。海に面した「シーフード・マーケット」では、その日獲れた海の幸を漁師が運んでくるという新鮮素材だけを提供。ゲストが目の前で選び、希望の料理法を指定し調理してもらうというグルメな食事どころです。
目の前に海を見晴らすカペラスゥイートのサロンスペース
客室から見たメインプールとディナーのみ営業のレストラン「シーフード・マーケット」
麦藁帽子とバッグはゲストへのプレゼント・アメニティ
お茶、昼寝、読書。誰でも好きなときに使えるリラクゼーション・ハット
バーのオープンテラス部分で見るサンセットは素晴らしい。
エントランスにあるホテル・ブティック
これぞメキシコ料理。トルティーヤ・チップスと卵、チーズのブラボーな料理。
こんな美味しいテキーラはメキシコならでは。白はフローズン・テキーラ。手前左はマンゴー・マルガリータ。奥はグレープフルーツ&ハーブ・マルガリータ。
施設はもちろん豪華でしたが、行き届いたスタッフ・サービスこそホテルの上質さを表す最たるものだと再認識させられました。その「カペラ」は、今秋、カリブ海沿岸のリビエラ・マヤにもオープン予定です。そしてもっと嬉しいニュースは、2010年、北海道ニセコ・アンヌプリに「カペラ・ニセコ」がオープンすることでしょうか。本当に待ち遠しいですね。(K.S)
Capella Ixtapa (カペラ・イスタパ)
Boulevard Paseo Playa Linda
Zona Hotelera Ⅱ, Ixtapa-Zihuatanejo
Guerrero, C.P.40880 Mexico
☏(+52)755-555-1130
www.capellaixtapa.com
部屋数/59室
料金/US.$.350~900(1泊室料、ペントハウスは現在未公開)、
パッケージも豊富なので要問い合わせ
日本の問合せ先/コンシエルジュ・サービス ☏03-3403-5310

Kyoko Sekine
ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て94年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞、ウェブを中心に連載多数。ホテルのコンサルタント、アドバイザーも。著書多数。
http://www.kyokosekine.com